はじめに
自慢じゃありませんが、僕の大汗かきは誰にも負けません
真夏にランニングすると、ランシャツ、ランパンの順に汗でびしょびしょになり、さらにランパンから流れ落ちた汗が靴にまで達してしまい、靴に溜まった汗が着地の度にピチャピチャと音がするほどです。
そんな自分は特異体質か病気なのではないかと本気で疑ったこともありましたが、今は全く気にしなくなりました。
エキスパートランナーでも大汗をかいていた
12月のとある日、僕がいつものランニングコースを涼しい顔で走っていると、前方から凄いスピードのランナー達10数人が走ってきました。
すれ違いざまに彼らユニフォームを確認すると、ある大学の箱根ランナー達だということが分かりました。
そして、鬼の形相で走っていた箱根ランター達のほとんどは、ランシャツからランパンまで汗でずぶ濡れの状態でした。
この汗っかき自慢の僕でさえ、そこまで大汗をかかない寒い季節に、彼らはランパンまでずぶ濡れになるほど汗をかいているのです。
彼らだって、追い込んだ走りをすれば、大汗をかくのです。
僕がトレイルランニングやロードのレースに出場するようになり、大汗をかきながらあえいでいると、周りにも僕と同じように汗だくの選手が何人も走っていました。
そんな経験をしていくうちに、個人差はあるものの、大汗をかくランナーは自分以外にも存在する事を知り、自分の大汗かきの体質はあまり気にならなくなりました。
汗をかくのは優れた持久力の証し
走るとなぜ汗をかくのか?それは、走る(運動する)ことによって筋肉が熱を持ち、汗が蒸発するときの気化熱によって筋肉を冷却するからです。
もし汗かかずに体温が上がりすぎてしまうと、ランニングのパフォーマンスが落ちてしまい、さらには走れなくなってしまいます。
実は哺乳類の中でも、全身で汗をかく動物は人間と馬だけなのです。
馬が優れた持久力を備えているように、実は人間も優れた持久力を備えています。
つまり、汗をかけるというとは、優れた持久力を備えた証しなのです。
汗が出なくなると危険!?
汗は体調のバロメーターとも言われています。
もし、ランニング中に体力を消耗しきったり体調を崩したりしてしまうと、汗さえ出なくなり、ランニングどころか、命さえ危険な状態になることがあります。
実際に僕は距離の長いトレランやランニングで、汗が出なくなる経験が何度かあります。
こうなってしまうと、大抵の場合、軽い熱中症や脱水症になっていて、体じゅう力が入らなくなり、全く走れなくなってしまいます。
逆に、体がきつい状態であっても、汗がかけていれば体調も悪くないというシグナルと判断し、パフォーマンスを落とさずに走りきることができます。
給水の重要性
ランニング中に汗をかくことは重要というお話しをしましたが、水分補給(給水)も同じように重要です。
僕は夏の10キロ以上のランニング、春や秋の涼しい時期でも30キロ以上走る時は基本的に10分~30分単位で水を飲みながら走っています。
途中コンビニや自販機を利用という方法もありますが、タイミング良くこまめに水分補給できないのがネックです。
給水は一気に大量に行っても、体内に吸収されず無駄になってしまいますので、こまめにちびちびと給水した方が効果的ですし、ランニングのパフォーマンスを高く維持することができます。
なので、ボトルとボトルを収納するベルトタイプのバッグを腰に巻いて走っています。
今まで色々なタイプのものを試してみましたがこの1年はトレラン用のハイドレーションシステムのブランドUltimate direction(アルティメイトディレクション)のものに落ち着いています。
▼Ultimatedirection(アルティメイトディレクション)のハイドレーションバッグという腰に巻くベルトタイプのハイドレーションバッグです。ウエストの調整はマジックテープにより細かくできるのと、走っている最中に揺れることや、緩むことも無いので重宝しています。
ランニング中の給水については他にも記事を書いていますので、よろしければご参考にしてください。
おわりに
汗をかくのはよいことです。
だからなのでしょうか、真夏にサウナスーツを着て走っている人をたまに見かけることがあるのですが、あまりおススメできません。
汗は出るかもしれませんが、結局筋肉を冷却することができず、ランニングのパフォーマンスが下がるだけです。
最悪は熱中症や脱水症になるので、あまり意味の無いというか危険でさえあります。
夏は涼しい格好で走る方が良いに決まっています。