どうも、亀足ランナーのエノカツです。
大して速くも無いのに、10月からナイキ ズームフライを履いてしまっています。
以前、ズームフライのインプレとしてディテール編を書いたのですが、今回は約2週間程度走った状況でのインプレです。
楽に速く走れるランニングシューズ
僕がズームフライを一言で表現するなら、「楽に速く走れるランニングシューズ」になります。
“楽に”感じさせるのは、ズームフライの厚底が、着地した時の衝撃を吸収してくれ点にあるでしょう。
普通なら厚底のシューズって、衝撃吸収性が良くても、足がぐらついて安定しなかったりして、ペースを上げると逆に筋力を使って疲れてしまうものもあります。
でも、ズームフライはそんな不安定さを全く感じさせることはありません。
なので、着地にそれほど意識を集中する必要は無く、その分速く走るための意識に集中できるようになります。
そして“速く”というのは、カーボン混ナイロンプレートの反発力にあります。
不思議なことに、この反発力によって脚を前に前に運んでくれて、気が付くと自分が思っている以上にペースが上がってしまいます。
性能を発揮したいならフォアフット走法
以上のようにズームフライが良いことずくめのランニングシューズのようにインプレしましたが、性能を100%発揮させたいならフォアフット走法で走れるランナーになるでしょう。
僕は、LSDやゆっくりめのジョグはミッドフット、ペースが上がるほどフォアフットになります。
最近はペースを上げても筋力的な負担が小さい?ミッドフットで走るように心がけていました。
ところが、ズームフライを履いて走ると、ミッドフットよりもフォアフットの方が、走りやすいのと、簡単にペース上がることに気が付きました。
それを可能にしているのが、ズームフライのつま先が反り上がった形状と内蔵されたカーボン混ナイロンプレートなのでしょう。
下の図で説明すると、青い部分で着地するようなイメージです。
ディテール編でもお話ししましたが、ズームフライのソールは腕ずくで曲げようとしても僅かしかしならず、非常に剛性が高いです。
なので、フォアフットで着地しても、ソールが曲がらずかかとが落ちにくいんです。
その分、着地時間が短縮され、足を前に運びやすくな、ペースが上がります。
ミッドフット(あるいはヒールストライク)で走った場合、この特性を活かしにくのではないかと思います。
もちろん、ミッドフットやフォアフットでズームフライは履けないというわけではありませんよ。
性能をより発揮させるにはフォアフット走法の方が適しているということです。
ズームフライはレース用か練習ならテンポ走(ペース走)やインターバル走に適している
僕はズームフライをテンポ走(ペース走)、インターバル走、軽いジョギングなど様々なシチュエーションで試してみました。
今後はレース、もしくはテンポ走(ペース走)やインターバル走などのポイント練習の使用に限定します。
LSDや疲労抜きのジョグには使いません。
といいますか、最初からジョグのつもりで走り出しても、次第にスピードが乗ってしまい、結果としてペーランやビルドアップ走になってしまうことが何度もありました。
もし、LSDや軽いジョグなら、ナイキのペガサス35あたりを別に揃えられることをススメします。
もちろん、ズームフライでジョギングができない訳ではないですが、16,000円もするシューズですか正直勿体ない、というかポルシェでコンビニに行くようなものです。
ズームフライにも欠点はある
値段が高いという欠点は置いておいて、やはり“これはちょっとね“と感じる点はあります。
まずは、路面のうねりや左右の傾斜、カーブなどに弱いです。
なので、路面のうねりや傾きで左右の傾斜が大きい場合など、足首をくじいてしまう可能性は高くなると思います。
また、急カーブでも薄底のシューズに比べて、足首に大きな力が働き、曲がりにくいです。
厚底シューズは、地面から実際の足までの距離が長くなるので、てこの原理が働いてしまうので、厚底シューズの宿命のようなものです。
ただ、これも慣れてしまえば、大きな問題ではないでしょう。
最後に
ということで、ナイキ ズームフライ、とっても気に入りました。
買って良かってよかったです。
ただ、こんなシューズをトレーニングに使っていいのかなっていう不安がありまます。
もしかして、これメカニカルドーピングじゃないの?って言いたくなることもあります。
なので、ズームフライでちんたら走る気にもなれないので、結局ペガサス35買ってしまいました。
同じナイキで比べると明確ですね。
やっぱりズームフライはペガサス35とは全くの別モノでした。
あと、既にブログに書いていますが、ズームフライ フライニットも発売と同時に買ったので(これもインプレしますが)、フライニットはレース用にして、ズームフライはポイント練習用にします。
そうなるとヴェイパーって一体?
まぁ、僕はヴェイパーを履けるほどの器ではないので、買わないと思いますが、一度履いてみたい気はしています。
では、今日はこのへんで!