皆さん、こんにちは。
超大汗かきランナーのエノカツです。
連日のように猛暑が続いておりますが、僕のような大汗かきは滅茶苦茶大変なんですよね。
今日も、15キロの朝ラン直後に体重が3キロも減っていてビックリ!
ランニング中に1リットル給水したので、約4リットルも汗をかいたことになります。
ま~、ランニングの汗は仕方ないとしも、夏の猛暑日は通勤するだけで汗だくになりますから、人目も気になりますよね。
でも、最近では暑さや運動で汗をかくのは当たり前のことと割り切っているので、あまり人目を気にすることもなくなってしまいました。
逆に汗をかかない(かけない)体質?の人は要注意かもしれませんよ。
何故なら汗をかくということは動物の中でも稀に見る非常に効率的な冷却装置だからです。
人は何故汗をかくのか
人は運動をしたり暑い場合などに汗をかきます。
理由は体温が高くなりすぎるのを防ぐためで、これを温熱性発汗と言います。
他に緊張したり恐怖を感じたりすると汗をかきますが、今回は運動時の発汗に絞ってお話しします。
動物は骨格筋(筋肉)を収縮させることで熱が発生します。
身体が冷えると勝手に震えますが、これは筋肉を動かして熱を発生さて体温を上昇させるための自然な反応となるわけなんですね。
逆に気温が高い場合や、激しい運動で必要以上に体温が上昇した場合、汗をかきます。
この汗が肌から蒸発するときに発生する気化熱を利用して体温を下げるというわけです。
もし、何らかの原因で体温が上がり過ぎる(下がり過ぎても)と生命は維持できませんから、運動どころではなくなる訳です。
ランニングを例にしますと、気温や湿度が高すぎたり、走るペースが速すぎたりして、身体がオーバーヒートしてしまえば、走るスピードは落ち、最後は走れなくなってしまいます。
しかし、これは生命を維持するための安全装置が働いているとも言えるわけです。
人間の発汗は優れた冷却装置
実は、人間のように全身に汗をかく哺乳類は馬くらいなんだそうです。
確かに、我が家で飼っている猫が汗だくになっているのを見たことはありません。
人間以外の動物はどうやって体温調整するのか?
実は暑い日中はじっと動かないことで体温の上昇を避けているのだそうです。
動物に夜間性が多いというのもうなずけます。
そして暑い時でも活発に行動できるのは人間くらいなもので、それは汗をかくという優れた冷却装置を持っているからなんですね。
だから人間は優れた持久力(有酸素運動)に優れている
人間の持つ優れた冷却システムは、太古の昔に獲物を狩るために進化したのだと言われています。
ライオンやチーターのようにこっそりと獲物に近付き短時間にスプリント力で仕留めるのではなく、じっくりと長い時間追いつめて獲物を疲れさせてから仕留めたのだそうです。
恐らく昼間の暑い時に動きが鈍くなった動物を狙って狩りをしたに違いありません。
それは暑い状況において、汗で体温調整できる人間が他の動物よりも優れた持久力を持っていることを意味します。
哺乳類の中で最も優れた持久力を持つのは人間?
人間の持久力は哺乳類の中でも最強だという説もありますが、僕は正直なところよくわかりません。
実際に動物達と人間が競争したわけではありませんからね。
話しは少し変わりますが、マラソンと言えば42.195キロの距離ですが、世の中には100キロも走るウルトラマラソンや、100マイル(160キロ)、さらには300キロ以上も山の中を走るトレイルランニングレース、砂漠を200キロ以上も走るレースなど、想像を絶する距離を、想像を絶する環境の中で走るレースが存在します。
日本には日本海から北アルプス、中央アルプス、南アルプス、太平洋までの約400キロを速い人は5日程度で縦断するトランスアルプスジャパンレース(TJRA)が2年に1回開催され、今年2018年が開催年となります。
もちろん、これらのレースに出られる人は十分にトレーニングを積んだ選ばれた人達ばかりですが、本来の人間にはとてつもない能力(持久力)備わっているのかもしれません。
人類が最強かどうかわかりませんが、人間が長い距離を走ることが得意なことは間違いないようですね。
最後に
というわけで汗をかくことは人間に備わった優れた能力ということがお分かりになったと思います。
なので、僕は以前よりも汗っかきを気にしなくなりました。
逆に汗をたくさんかけるというのは人よりも暑さに強いのではないかと思っています。
そして、これからも大汗かきながら走りますよ!
ちなみにこの記事は「BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族」という本を参考にして書いています。
よろしければご一読ください!