着地よりも蹴ることに意識を集中【ランニングフォーム改造作戦 その8】

シェアする

今まで僕が走っている時に何に意識を集中していたかというと“着地”です。

それは、いかにして体にダメージが少なくスムーズに着地できるか?を意識していたからです。

しかし、最近は“着地“ではなく”地面を蹴る“または”地面を押す“ことに意識を集中するように心がけています。

もちろん、着地はとても重要なので、着地を意識するのは当たり前のことです。

もし、着地が不安定であれば、地面を効率的に蹴る(または押す)ことはできませんよね。

なので、着地をおろそかにするということではありません。

より効率的に地面を蹴るために、“しっかりと着地し同時に蹴る”という意識を持つ、と言った方がいいかもしれません。

今までの僕には、着地に集中するあまり、地面を“蹴る“意識が足りなかったのではないかと思います。

この意識を持つきっかけになったのは、モハメド・ファラー選手の動画です。

下の画像はファラー選手の動画から切り取った連続した4枚の画像です。

画像①

画像①では、ファラー選手の左足は、まだ空中に浮いた状態です。

このままの姿勢で着地するだけのように思えます。

次の画像②は、画像①から一コマ進んだ画像で、ファラー選手の左足が接地した瞬間です。

画像②

僕がイメージしていた着地は、画像①の体勢で足が地面に接地している状態だったので、既に着地の瞬間にファラー選手の脛が若干前傾ぎみになっているのは驚きでした。

実は、この体勢、既に地面を蹴る準備が整っている状態です。

つまり、着地と同時に地面を蹴るという体勢になっているということなんです。

更に次の一コマですが、左足の踵は浮いた状態で、既に蹴っています。

画像③

そして、次の一コマでは、早くも右足の着地の準備に入っています。

画像④

しかし、一コマ一コマどこを切り取っても無駄の無い美しい走りです。

当然、簡単に真似できる走りではありませんが、僕が着目したのは画像①から②に至る動きです。

いかにして効率的に推進力を得るのか?

それはファラー選手のように、着地と同時に蹴る(押す)体勢が完了してしまうという動きに、速く走るための一つの要素(ヒント)があるのではないかと思ったのです。

なので僕は、着地よりも蹴る(押す)意識を強めることで、着地と同時に蹴る体勢が可能になるかもしれないと僕なりに考えたわけです。

もちろん、速く走れるようになるためには、他にも様々な要素が必要になるのですが・・・、暫らくはこの意識を続けてみたいと思います。

ファラー選手の動画はこちら

スポンサーリンク
336×260
TOPへ