気温が高い真夏のランニングでペースが上がらない理由

シェアする

またもや、ラン友のMさんからこんなご質問をいただきました。

「夏は直ぐに呼吸が苦しくなりペースが上がりません。どうしたらいいんですか?」

と言う感じです。

「当たり前たい!」と博多弁で一喝したかったのですが、今回も懇切丁寧にお答えしておきました。

ちなみに前回のMさんからの質問はこんな感じ。

ども、こんにちは。 ランニングとおにぎりが大好きなエノカツです。 ある人に「走るなら朝と夜どちらがいいですかね?」なんていう質問...

(Mさんのランニング相談コーナーでも開設しようかな・・・)

夏のランニングで呼吸が苦しくなる理由

走れば(運動すれば)体温は上昇しますよね。

そして、体温が上昇しっぱなしになると人間は死んでしまいます。

人間には体温を一定に保つ恒常性(ホメオスタシス)を備えていて、暑ければ汗をかいたり、血流を活発にして皮膚を冷やそうとします。

つまり、気温が高い状況でのランニングで体温の上昇を防ぐために

  • 血流を活発にする
  • 汗をかく

という、人間としては当たり前の生理現象が現れます。

ランニングで呼吸がいつもよりも苦しくなる理由として、血流を活発にすることが関係しています。

人間の身体はたくさんの血管で張り巡らされており、絶え間なく血液が循環しています。

この血液の循環は、暑い時は時は身体を冷やするために、寒いときは身体を温めるための働きも担っています。

なので、暑い夏にランニングすると血管内の血の流れを活発にするために心臓の鼓動が速くなります。

ランニングすることで心拍数が上がる上に、身体を冷やそうと心臓もがんばるわけですから、いつものランニングよりも心拍数が上がり、息はゼエゼエ、ハアハアと激しくなるわけです。

といった理由で「当たり前たい!」というお答えになるわけです。

ちなみに、夏のランニングで大汗かく理由としてこんな記事も書いています。

皆さん、こんにちは。 超大汗かきランナーのエノカツです。 連日のように猛暑が続いておりますが、僕のような大汗かきは滅茶苦茶大変...

夏のランニングは暑さが負荷となるので無理してペースを上げる必要はない

ということで、真夏のランニングでペースが上がらないのは当たり前です。

「以前はいつもよりも早く走れたのに」なんて落胆する必要は全くありません。

個人差はありますが、僕なんか20キロ以上のランニングで、冬よりもペースが1分落ちるなんて当たり前です。

個人的には市民ランナーレベルの僕達は真夏に早いペースを意識したトレーニングにこだわる必要は無いと思っています。

夏は粛々と無理しない範囲でランニングを続けていけば涼しくなって成果が必ず現れますから焦らなくてもいいんです!

ポイント練習など負荷の高いトレーニングは涼しくなってから本格的に行いましょう。

ちなみに、夏のランニングに関してこんな記事も書いています。

予想最高気温は35℃の猛暑日になると天気予報が伝えてた。 私は、「待っていました」とばかりに気温が最も上昇する正午に2時間半のランニングを...

最後に

Mさんには、前述したようなことを懇切丁寧に説明し、あまり無理しないようにアドバイスしておきました。

Mさんはランニング歴も浅いので、夏のランニングで自分の身体がどのような反応をするのか分からないからです。

熱中症や脱水症で取り返すが付かなくなっては、楽しいはずのランニングが地獄と化します。

ということで、皆さんも無理なさらないよう、ご自愛くださいませ。

今日のところは以上です。

スポンサーリンク
336×260
336×260

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
336×260
TOPへ