ども、こんにちは。
ランニングとおにぎりが大好きなエノカツです。
ある人に「走るなら朝と夜どちらがいいですかね?」なんていう質問をいただきました。
あまりにも漠然としていて、めんどくさい質問だったので、「どっちでもいいんじぇね」と答えてしまいそうになりましたが、根がマジメなもので、ついつい丁寧に答えてしまいました。
ご質問された方はランニング歴1年で、最近レースの魅力にはまり、ダイエットも兼ねながらも速く走れるようになりたいという、とても意識高いMさん。
次はフルマラソンを完走したいのだそうです。
そして、Mさんの目下の悩みは、10キロもジョギングするとお腹が減ってしまい走れなくなるそうです。
「レースでは、速い人は10キロやハーフの距離で補給なんてしていないのに、何で私はこんなにお腹が空いてしまうのか?」とお悩みでした。
確かに、僕もランニングを始めた頃は10キロも走ると、低血糖で走れなくなることが何度かありました。
初心者に方にありがちな話しですよね。
どちらかというと朝ランでしょう
さて、朝ランか夜ランかっていう問いに関してですが、僕の経験では朝ランをおススメします。
ランニングの主な燃料は糖(筋グリコーゲン)と脂肪です。
糖は主に肝臓と筋肉にグリコーゲンという形で貯蔵されており、脂肪は皮下脂肪として貯蔵され、糖と脂肪の両方をエネルギーとして利用します。
Sさんが10キロ走るとお腹が空く原因は糖の枯渇です。
脂肪はエネルギー量はとても多く、10キロのランニング程度で枯渇することはありえません。
では、脂肪だけを使えばいいじゃないか、と思いたいところですが、脂肪を利用するには糖も必要なんですね。
なので、糖の枯渇はTHE ENDとなってしまうので、お腹が空いて走れなくなるのは当たり前です。
ただ、10キロというのは早すぎではないかと思います。
ある程度走り込んでいるランナーなら30キロ、もしくは3時間は補給なしで走れるはずです。
僕も30キロ、3時間のランニングなら補給はしません。
では、Sさんの悩みを解決するためには、どうすればいいのでしょうか?
簡単に言えばたくさん走り込めばいいんです。
10キロでお腹が空いて走れなくなるなら、次は12キロを補給無しでチャレンジしてみましょう。
距離を少しずつ伸ばしていけば、無補給で走れる距離が延びるようになります。
人間には与えられた環境に適合する能力があります。
恒常性とかホメオスタシスとかいいますが、言葉はどうでもいいです。
もし、10キロで糖が枯渇するのなら、次に10キロ走っても糖が枯渇しないように、糖を今まで以上に蓄えたり節約したりと、身体が適応するようになります。
そして、ある程度の距離を走れるようになったら、血糖値が最も下がる朝にランニングを行うこといいです。
やっとここで朝ランを推奨する理由につながりました。
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前置き長すぎです。
ただし、朝ランも最初のうちは低血糖で走れないこともあるかもしれません。
そんな時は走る少し前に飴をなめたりして、少々糖分を補給しておくといいと思います。
慣れてくれば飴も必要なくなります。
注意したいのは、インターバル走やテンポ走など強度の高いポイント練習を行う場合です。
早朝行うには逆に非効率な場合もあります。
僕は、ポイント練習は休日の昼間もしくは夕方など身体を動かせる時間帯に行うようにしています。
ダイエット目的ならどちらでもいい
前述したように、血糖値の低い早朝に走った方が脂肪が燃焼しやすいのでダイエットに適しているなんて言われています。
僕の経験では、いつ走っても同じだと思っています。
体重の増減を決めるのは消費カロリーと摂取カロリーの関係です。
消費カロリー>摂取カロリーの状況を常に心がければ、いつ走っても結果的に体重は同じように減ります。
最後に
Mさんとは、こんな感じのお話しでした。
朝ランだの夜ランだの色々と書きましたが、本当に重要なのは走れる時間に走るということです。
朝ランも夜ランも、実はそれ程大きな違いは無いと思いますし、速く走りたいならトレーニング内容の方が重要です。