現在ランニングフォームの改造に取り組んでいます。
とは言え、僕は常に効率的で速く走れるフォームを模索しながら走っているので、永遠の改題なのかもしれません。
このところ、古傷の左ふくらはぎに違和感が出ることを、最近のブログに書いてきました。
ふくらはぎが痛むということは、ふくらはぎに負担がかかるランニングフォームで走っていると言うことになります。
当たり前ですね。
なので、ふくらはぎを鍛えればいいのか?という話しになりそうですが、実はそうでもないのかもしれません。
一流のランナーの体形に目を向けてみると、みなふくらはぎが細く、太ももの上部に上がって行くに従って、太くなっています。
そういえば、青学の原監督は、学生をスカウトする時は、戦歴だけでなく、ふくらはぎが細く、太もも上部が太い脚に着目しているということを聞いたことがあります。
ある実業団チームのコーチは、速いランナーほど、ふくらはぎに負担の少ないフォームで走っていると言っています。
確かに、アフリカ勢のランナーも皆ふくらはぎが細い!
実は、ふくらはぎが痛む時には、あるパターンがあることに気が付きました。
不思議なことに、インターバル走や、テンポ走の時は、ふくらはぎに痛みが出ることがほとんどありませんが、疲労してペースが落ちてきた時には、痛みが出ることがあります。
逆に、リラックスしたジョグで痛みが出ることもあります。
これが何を意味するのか?
もしかしたら、ランニングフォームの違いによって、痛みが出ているのかもしれません。
ふくらはぎに痛みが出る時と出ない時に、足首の動きを意識してみたところ、足を蹴りだす時に足首のスナップを大きく働かせている時に痛みが出やすいということに気が付いたのです。
微妙な動きなので、かなり意識する必要があるのですが、最近この違いがなんとなく分かる様になってきました。
そこで、僕は一つの仮説を立てました。
足首のスナップを使い過ぎているのが原因であれば、足首のスナップを利かせないで走ればいいのではないか?
つまり、足首の角度をあまり変えないようにして走ればいいのではないかと?
そして、試行錯誤しながら走って少し気が付いたことがあります。
足首のスナップをあまり使わないので、その分太ももを使って地面を蹴らなければ、ストライドが保てなくなります。
さらに、蹴りだした足は素早くたたみ(膝を曲げる)、太ももを前に出していかないと、ピッチを保てなくなります。
このような動きはかなり意識しなければできないのですが、意識できている時は不思議とふくらはぎの痛みが出ることが少なくなりました。
逆に、疲れてきたり、リラックスしすぎて無意識で走っている時は、どうしても足首のスナップを利かせる悪い癖がでてしまい、ふくらはぎに違和感が出ることが多いようです。
暫くの間、足首のスナップを使わずに膝を素早くたたんで走る、不慣れな走り方を試してみようかと思います。
これが正しいのかどうかはまだ分かりませんが、もしかしたら何かのヒントになるような気がします。