最近ランニングを始めた知り合いから、走り方をフォアフットに変えれば速く走れるようになりますか?という質問を受けました。
その知り合いはランニングを始めて1年ほど。レースに出場する楽しさも知って、少しでもタイムを伸ばしたいとの話しでした。
僕のような、一般市民ランナーが偉そうにアドバイスできることはあまりないのですが、少しばかり先輩ランナーとして、こうアドバイスしました。
速く走るために、フォアフットで走るのがいいとか、ヒールストライクでもいいとか、議論は色々ありますが、もっと大きく影響する要素があります。
それはVo2max(最大酸素摂取量)や乳酸性作業閾値をいかに向上させるかといったことです。(詳細の説明はこの場では割愛します)
では、どのようにすればVo2maxや乳酸性作業閾値を鍛えられるのか、具体的な練習方法としては、ペース走やHIIT(高強度インターバルトレーニング)などを行うことです。
そして、Vo2max(最大酸素摂取量)や乳酸性作業閾値をある程度高めることができたら、次のステップとしてランニングフォームや着地方法などを色々試してみればいいのではないでしょうか?
といった感じのことを、お話しさせていただきました。
で、そんな話しをしているうちに、僕はその知り合いとのやり取りや、態度からちょっとした違和感を持ってしまいました。
なぜかというと、きつい練習はあまりやりたくないし、出来れば避けて通りたい、でも速くなりたといったちょっと虫が良い考え方が、次第に感じ取れてしまったんですね。
まぁ、よくよく聞くと、マラソン大会をお祭りのような感じで捉えているようなので、それはそれで人それぞれの楽しみ方。否定することはできません。
もし、楽をして速くなれる方法があるのなら、僕は走ることにこれほど熱中しなかったんだろうな。逆にそんなことを考えさせられたのでした。