本日も糖質制限にまつわる話し。過去に2年間糖質制限を実践した経験から、この手の話題に関してはことかかないんですよね。
先日、糖質制限をするとランニングのパフォーマンスは上がらなかった、という経験を書かせていいただきました。
で、今回は糖質制限で筋肉が落ちちゃったよ~、っていうお話しです。
糖質制限食は高脂肪食
僕は、糖質制限は肉や魚を主食とするため、“高タンパクな食事“というイメージを持っていたんですね。なので、筋トレにも影響は出ないし、逆に筋肉が付きやすい体質になるに違いないと・・・。
ところが糖質制限を始めて暫らくは体重が落ちたものの、体脂肪率は下がらず、それどころが上がってしまったんですよね。
もちろん、体重が落ちれば体脂肪とともに筋肉量が減るのは仕方のないことですが、僕の経験では体脂肪率を下げながら減量することも十分可能。しかし糖質制限を始めてみると、悲しいことに筋肉が落ちる一方で、悩む日々が続いていました
で、そんな状態がしばらく続いたので、食事を細かくチェックしたところ、たんぱく質が意外に摂れていないことが判明したんですな。
僕はもともとお肉が大好きなので、牛肉、豚肉、チーズ、ナッツ、など好んで食べていたんですが、たんぱく質の含有量は意外にたいしたことないんですね。牛肉においてはたんぱく質が100g中20g程度しか含まれておらず、カロリーの多くは脂質だったりします。
なので、一日の摂取カロリーの割合は7割が脂質、2割がたんぱく質、1割が炭水化物という感じなので、高たんぱく食というより高脂肪食だったんですね。
ちなみに現在は炭水化物6割、たんぱく質3割、脂質2割になるよう調整しております。
筋肉が落ちる原因は糖新生
糖質制限の特徴として、当然体を動かすためにエネルギー源となる糖質が体に入ってこないので、糖新生という糖を新たにつくりだす回路が動き出します。
これには主に2つの回路がありまして、筋肉をアミノ酸に分解、もしくは脂肪をグリセロールに分解するという回路。
糖質制限をお勧めする先生方は、糖新生は脂肪を分解する点だけにクローズアップする人がほとんどのようですが、これはどうも違うっぽいんですよね。
僕の場合、糖質制限をやっていた2年間は筋肉量が明らかに落ちましたから、糖新生ではかなりの割合で筋肉を分解しているように思いますね。
最後に
ということで、糖新生ではかなり筋肉が分解されるので、マラソンやトレランのハードなレースでは、激しく消耗していました、なんて以前のエントリにも書いた通り。
今日は、スポーツしながら健康的に痩せたいなら、糖質制限はお勧めできませんよ~、というお話しでした。