一生懸命ランニングしてカロリー消費したからといって必ずしも痩せるとは限らない問題

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日本全国のダイエットに励む皆さん、順調に痩せてますか?
私は今日ゆっくりペースで2時間のジョギングをしてきました。

まだまだ走る体になっていないので後半は結構バテバテでした。
まぁこのジョギングで900kcalもエネルギーを消費したのでよしとしましょう。

ところで皆さんはEPOC(運動後過剰酸素消費量)をご存知でしょうか?
どこかで聞いたことあるような言葉ですね。

簡単に説明しますと、EPOCとは強度の高い運動を行った場合など、運動前よりも運動後の方が酸素摂取量に増加がみられる現象のことです。

なぜ運動後にも酸素が必要になるのでしょうか。
それは人(生物)に備わっている恒常性(体を元の状態に戻そうという働き)により、運動を止めてから暫くの間、運動によって失われたエネルギーの再合成や疲労物質の処理、損傷した筋肉の修復などに酸素が必要になるからです。

このEPOC効果は有酸素運動に限らず筋トレなどの無酸素運動の後にも続き、運動強度や運動を続けた時間により、数十分から数時間続くのだそうです。

現在この記事を書いているエノカツにも、気だるい感じの疲労感が続いているのですが、これが恐らくEPOC効果なのでしょう。
今この瞬間に脂肪が消費されているのを感じます。

このEPOC効果によって運動後も平常よりも多くのエネルギー消費が続くため、運動がダイエットに効果的と言われる理由なのです。

さて、ここまでの記事を読んでみて、皆さんはどう思われますか?
ほとんどの人は、「エノカツは順調にダイエットが進んでいるな」「羨ましいな」「やっぱり有酸素運動は効果があるんだな」そう思われたのではないでしょうか?

「ジョギングで900kcalもエネルギーを消費した」とか「EPOC効果によって運動後も平常よりも多くのエネルギー消費が続く」と書けば、いかにも痩せたように感じますよね。

「900kcalのエネルギーを消費した」だけでは痩せません
「運動後も多くのエネルギー摂取が続く」だけでも痩せません

いくらジョギングで900kcal消費しようが、ジョギングの後のEPOCでエネルギーを消費しようが、総消費カロリー以上にカロリーを摂取してしまえば運動で消費したカロリーは相殺され摂取カロリーの余剰分は体重が増えるのです。

痩せるためには運動するだけでなく食事を制限して「摂取カロリー<消費カロリー」にする必要があります。

もしあなたがお腹いっぱい食べても太らない生活を送りたいのであれば、マラソンの実業団選手や、プロの自転車ロード選手になればいいのです。

マラソンなら一日40~60キロ、4~6時間走るなんて普通にやっている人たちです。
一日に5,000~7,000kcalもトレーニングで消費するため、食事でその分を摂取しなければなりません。

もし7,000kcalも食べてもいいと言われれば、てんこ盛りのご飯にステーキやから揚げ、ラーメン、パスタ、デザートにはケーキやシュークリームなど、思いつく物を何でも好きなだけ食べられます。

ただし、一日の食事で5,000~7,000kcalも食事をするなんて、普通の人ではかなり無理があります。
まるで大食い選手権を毎日やっているようなものです。

もし選手達が胃腸を壊して食べられなくなれば次第に体力が落ち練習にも耐えられなくなります。
マラソンや自転車ロードレースの選手になりうる素質は、体力だけでなく胃袋などの内臓も強くなければならないのです。

ですからこういった選手達には、専属の栄養士がついて栄養配分やカロリーなどをきっちりと管理されているのが実情なのです。

話しが逸れてしまいましたが、運動を少しばかり頑張ったからと言って、食事に無頓着になっていては、ダイエットは成功しないのです。
ジムで汗を流した後に、生ビールや焼き肉をたくさん食べ過ぎて、逆にカロリーオーバーにならないよう注意しましょう!

え~、今日は冒頭に出てきてEPOCとやらについて詳しく書きたかったのですが、話しがかなり脱線してしまいました。
また機会がありましたら、EPOCについて詳しく書いてみたいと思います。

多分。

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