マラソンでタイムアップを図りたいならHIITで速筋を動員して速くなれ

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毎日長い距離をコツコツ走っているのに、なかなかタイムを短縮できず悩んでいるランナーの方は結構多いのではないでしょうか?実は僕もその中の一人なんですけどね。

僕の場合、毎日15キロから20キロ、月に300キロ以上も走っているのですが、なかなかタイムが上がらないので、そろそろ今の方法では限界なのかなと思っていた矢先、友達の元ウルトラマラソンランナーさんからとても参考になる話しを聞くことができました。

速筋を動員して走れば速くなる!?

元ウルトラマラソンランナーさん曰く、「距離を走るだけのトレーニングでスピードアップを図るには限界があるので、そろそろ速筋を使えるようトレーニングを行った方がいい」と教えてくれたのですが、僕はこの話を聞いて耳を疑いました。

筋肉の種類には速筋と遅筋があることはご存じの方も多いはずです。人間は短距離走では速筋を使い長距離走には遅筋を使って走っていますから、僕たちのようなランナーには速筋なんて関係無い筋肉なはず。

ところが、元ウルトラマラソンランナーさんはさらに続けるのです「マラソンで3分/キロで走るようなトップランナーは皆速筋も動員している、だからあのようなスピードが出せるのだ」と・・・。

う~ん、まだ分かりません。速筋をいくら使えたとしても2時間なんていう長い時間走れるわけないじゃないですか?と反論すると「だから速筋を遅筋化するのだ」と、とんでもない事を言う!?

速筋を使えるようにするためにはミトコンドリアを増やす

そしてさらに元ウルトラマラソンランナーはこう続けた「筋肉を動かすためのATP(アデノシン三リン酸)はミトコンドリアで生産される。だから速筋のミトコンドリアを増やせばいいのだ。」と。

つまりこういうことらしい。

ランニングで使用するエネルギーは糖と脂肪だと思っている人がいるかもしれないが、実は糖や脂肪は筋肉の中の細胞にあるミトコンドリアが取り入れて、ATP(アデノシン三リン酸)を生産し、これが筋肉を動かすエネルギー源として使われる。

長距離走ばかり走っていると遅筋のミトコンドリアは増えますが、速筋のミトコンドリアは増えません。

なので、速いスピードで走ると直ぐに疲れてしまう。

ということは速筋のミトコンドリアを増やすことができれば、遅筋に加えて速筋を動員し速いスピードを長時間維持できるようになるっていう理屈。

そうか~、なんとなく理解できた。で、どうすれば速筋のミトコンドリアを増やせるの?

速筋のミトコンドリアを増やすためにはHIITで活性化させる

元ウルトラマラソンランナーはこう言った「速筋のミトコンドリアを増やすには20秒~30秒程度のHIIT(高強度インターバルトレーニング)をやればいい」

つまりHIITを行うことで、速筋が活性化されミトコンドリアが増えるという理屈なんだそうだ。逆に言えば長い距離をばかりをいくらたくさん走っても速筋は活性化されずミトコンドリアが増えることはないのだという。

もっと言えば、長距離練習ばかりでは、スピードを出して走る能力は低下してしまうということらしい。

確かに、実業団や大学駅伝の練習メニューには100~200メートルのウィンドスプリントや短中距離のインターバル走は欠かさないというのはそんな理由があるのだろう。

HIITに関する記事はこちら

ランニングが楽しくて仕方ない人ほど、時間が取れないといった悩みを抱えているのではないかと思います。 レースが迫っているにもかかわらず...

最後に

という感じで、僕は最近週3回のHIITのうち1~2回は30秒の全力走を始めた。成果は徐々に出てきているような気がしますので、機会があれば報告したいと思います。

ということで、今日のところは以上です!

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