どうも、炭水化物(糖質)が大好物なエノカツです。
炭水化物を好きなだけ食べるために、月に何百キロも走っています。
ところで最近、炭水化物(糖質)の話しになると、
炭水化物(糖質)=血糖値の上昇=インスリンの分泌=悪
みたいな図式が成り立ってしまっている気がしているのは僕だけでしょうか?
皆さん、血糖値を上昇させたくない、インスリンを分泌させたくない、みたいな空気ありません?
でも、健全なランナーやアスリートの皆さんは、そんな余計なことを心配してはいけません。
インスリンがなぜ嫌われるのか?
食事をすれば血糖値が上昇します。
そして、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて、血糖をエネルギーとして利用したり、さらには筋肉の合成を促進したりします。
つまり、食事で摂った栄養はインスリンが分泌されなければ臓器や筋肉に行き渡らないのですよ。
なのに、なぜインスリンが悪く言われるのでしょうかね?
実はインスリンは血糖を脂肪に合成したり、逆に脂肪の分解を抑制したりする働きもあるからです。
なので、インスリンのことを肥満ホルモンと呼ぶ人もいます。
ただし脂肪が増えるのは、摂取カロリーが消費カロリーを上回った状態になりエネルギーとして使われなかった血糖を脂肪として溜めこむだけの話し。
これって、インスリンが悪さをしているわけでは無く、食生活が乱れていたいり運動不足が原因なだけなんですよね。
シリアスランナーなら積極的にインスリンを分泌させろ!
前述しましたように、インスリンは食事で得た糖を臓器や筋肉に運ぶ役割を持っています。
以前、ランナーが激しい練習をして筋グリコーゲンを枯渇した直後に、炭水化物(糖質)を補給することで、筋グリコーゲンの貯蔵量を増加させるというお話しをしました。
この時もインスリンが分泌されるからこそ、筋グリコーゲンの貯蔵量を増加することができるのです。
また、インスリンには、筋タンパク質の合成を促進させたり、分解を抑制させる働きを持っています。
僕は食事の補助としてプロテインを飲むようにしているのですが、血糖値が上昇しインスリンが分泌されている食後もしくは食事中に飲むようにしています。
その方が、たんぱく質が効率良く吸収されて、筋肉も合成されやすくなるんです。
つまり、ランニングで筋肉を酷使したランナーにとって、食事を摂って積極的にインスリンを分泌させることは、とても重要なことになるんですね。
最後に
食事をすると、インスリンが上昇するのは当たり前のことです。
人間が生きていくために必要なことでもあります。
インスリン分泌量が少なくなったり働きが悪くなるのが糖尿病です。
インスリンが悪いわけではありません。
僕も以前、血糖値を上げたりするのはよくないことだと思い込み糖質制限を2年間もやりましたが、何も良い事はありませんでした。
ランニングもボロボロでしたね!
とは言っても、無駄に糖質(甘いお菓子など)をたくさん食べるのはよくありませんよ。
もし食べたいなら、食べた分だけ運動するようにしましょうね!