ナイキ ズーム フライ フライニット レビュー【ジョギング使用編】

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はじめに

ランニングを半年ぶりにスタートということで、先日久しぶりに10キロという長い距離をジョギングしてきました。

さー、走るぞ!と、下駄箱を開けると、レース用に買ってほとんど履いていなかったナイキ ズームフライ フライニットが目に飛び込んできました。

普段ならジョギング用のペガサス35あたりをチョイスするのですが、この日はズームフライ フライニットを履いてスタート。

半年ぶりの長い距離なので、目標ペースは普段よりも1分程遅めのキロ6分30秒に設定。

当然、走るための脚力や持久力は落ちていますから、走った後の脚の疲労を覚悟していたのですが、思いのほか疲労は残らず。

もちろん、ランニング中も終始快適に楽しく走ることができました。

そして、今回使用したナイキ ズーム フライ フライニットが、軽いジョギングにも力を発揮してくれることを思い知ることになりました。

フライニットアッパーが意外に快適

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ひさしぶりにズーム フライ フライニットに足入れしてみると、足全体を気持ちよくホールドしてくれるのを感じます。

走りだしても、特定のどこかに強い圧がかかったり、その逆にホールドが甘かったりという違和感がありません。

以前は、ペースを上げると、足がぐらつくような不安定感を感じたのですが、今回はゆっくりペースだったので、感じなかったのかもしれません。

そもそも、厚底シューズは地面の凹凸に弱いという部分は否めないにもかかわらず、ここまでの安定性を買うほできるというフライニットアッパーのホールド性は高いレベルにあるのだと思います。

また、今回は30℃近い気温の中を走ったのですが、足の不快な蒸れを感じることもなく、フライニットアッパーの通気性の良さに感心させられました。

そう言えば、前回レビューした時は、涼しい季節だったので、通気性の良さを実感することは無かったのでしょう。

いずれにしても、前回はあまり好印象ではなかったフライニットアッパーは、今ではかなり良い印象に変化した結果となりました。

足や脚へのダメージを軽減するクッション性

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ナイキ ズーム フライ フライニットの見た目の最大の特養であります、分厚いミッドソール(リアクトフォーム)ですが、さすがに期待を裏切らない素晴らしいクッション性を持っています。

実際にズーム フライ フライニットを履いて、立ったり歩いたりしただけでも、ただならぬクッション性の良さを感じるほど。

さらに、いざ走りだしてみると厚底シューズにありがちな、ふわふわとした不安定感を感じることもなく、しかも路面からの衝撃をしっかりと吸収してくれます。

まるで、ワインディングロードをスポーツカーのように軽快に飛ばすことができる、高級サルーンカーのような走り心地と言えるでしょう。

おかげで、脚の出来ていない軟な僕の身体にもかかわらず、後にダメージが残ることのない、快適なランニングをさせていただきました。

高反発なカーボンソールはジョギングでも有効

ズーム フライ フライニットの最大の“売り“は、現世界記録や日本記録をたたき出したヴェイパーフライ 4%と同じ、フルレングスのカーボンファイバー製プレートを内蔵している点です。

残念ながら、カーボンプレートは、内臓されているので見ることはできません。よって下の画像はアウトソールです。走行距離は短いせいかソールはまだまだ残っています。
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つまり、高反発なプレートのおかげで速く走れる、という理屈なわけでして、それってメカニカルドーピングじゃね?と、突っ込まれても仕方がない、つまり反則技のような仕掛けなんですよね。

まぁ、反則技かどうかは置いておくとして、速く走れるということは、遅く走ったとしても、その分のエネルギーを温存できるということになるわけですから、今回の軽~いジョギングでも軽快に走れて、さらには後に残るダメージも少ないという良い結果に繋がったものと確信した結果となりました。

実際、今回の10キロランにおいても、増えた体重と動かない脚にしては、割と軽快に走れたものと自負しております。

ナイキ ズーム フライ フライニットは軽いジョギングでも快適に使える

ナイキの説明によりますと、ズーム フライ フライニットはサブ3.5レベルのレース用であり、練習用としては位置付けられていないようです。

車で言えば、レーシングカーでスーパーに買い物に行くのは不便すぎるから使えないというのと同じように、レーシングシューズはジョギングには向かないと考えるランナーも多いのかもしれません。

実際にレース用は薄いソールのレーシングシューズ、練習用は厚いソールのジョギング用と使い分けるランナーも多いかと思います。

ですが、ズーム フライ フライニットに関しては、レースだけでなく練習用として使うのは全く問題ないのではないかと思います。

ランニングシューズの履き分けについての考察

僕は、高価なレース用のシューズを練習用で使うのはもったいないという考えがある半面、普段から履き慣れないレース用シューズを、いきなりレースで使うということへのリスクも感じています。

理想を言えば、普段からレース用シューズを履きこんで、そのシューズの特性を身体に染み込ませた状態で、レースに挑めればいと考えています。

身体へのダメージを軽減してくれる、ズーム フライ フライニットなら、同じシューズでレース用、練習用として使い分けることも十分ありだといくことを、今回のインプレで強く感じた次第です。

あとは、自分の懐の具合次第でしょう。

おわりに

ちなみに、僕はナイキ ズーム ペガサス ターボもレース用として持っています。

年末に出たハーフでは、こちらを使いました。

ナイキではペガサス ターボはサブ3レベルの練習用としてカテゴライズされているようです。

まぁ、どちらのシューズも最近のレース会場ではよく目にするようになりましたし、普段の練習でも履いている人が増えている実感があります。

脚にも優しく、しかも速く走れるわけですから、当然と言えば当然なんですが、そろそろ他社の巻き返しも期待したいところです。

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