どうも、足が遅いオッサンランナーのエノカツです。
走っても、走っても速くなりませんな~
年をとればとるほど、Vo2maxや筋力(特に速筋)は衰えるわけですから当たり前です。
ちなみに、マラソンに速筋は必要無いと思ってらっしゃる方、それは間違いですよ。
さて、オッサンが速くなるために残された余地はランニングフォームを向上させることだと思います。
なので、日々創意工夫して走るしかありません。
悪いランニングフォームの一例“後傾”って何?
悪いランニングフォームの一例として“後傾はダメ”とか“腰が落ちるのはダメ”とか“骨盤が・・・”とか言われますよね。
でも、それだけ言われて理解できる一般ランナーはどれだけいるんでしょうか?
難しいですよね。
画像①
これ、以前の記事にも使ったファラー選手の着地時の画像です。
皆さんはどう思われますか?
ファラー選手ということを知らなければ、このカットだけを見ると腰が落ちたフォームに見えませんか?
画像②
次は地面を蹴ったカット。
ランニングのお手本のような美しいフォーム。
僕は後傾になる人とそうでない人の違いはこの動作ができるかどうか(もちろんファラー選手と同じようには無理ですが)の違いだと思います。
いったい、どいうことでしょうか?
後傾のフォームは地面を押せていないから!?
ランニングはジャンプ動作の連続です。
足首、膝、股関節、腰が常に1本の棒のようにピント伸ばしたままでは、ジャンプを連続させることはできません。
体をバネのように伸び縮みさせる必要があるのです。
①のカットのように着地した瞬間は、足首、膝、股関節、腰が屈曲(縮む)するわけでから、このカットだけ見れば腰が落ちているように見えて当然です。
そして、ジャンプ動作が最大限になる②のカットでは、全ての関節がきれいに伸展(伸びる)するのと同時に腰が前に出ていますよね。
つまり、後傾とは地面をしっかりと押せていない(蹴れていない)ために、腰が後に残ったままになってしまうことではないでしょうか?
最後まで蹴りきる
腰が落ちていると言われる方は、この②の動作を意識してみては如何でしょうか?
コツは、地面を押す(蹴る)のを最後までやりきることです。
決して、足首のスナップで地面を蹴るのではなく、股関節を使って伸ばしきってみましょう。
こうすることで、骨盤は重心の真ん中に戻ってくるので、次の着地で骨盤の上に体重を預けることができ、地面を楽に押す(蹴る)ことができます。
最後に
もちろん、ランニングは連続した動作ですから、一点だけを意識しても簡単に全てが改善されるわけではありません。
自分なりに色々試してみるのが良いと思います。
僕も完璧にできるわけではありませんが、意識して行うことでストライドが伸びて楽にペースを上げられるようになりました。
では、今日はこの辺で!