どうも、昨日の夜に5キロのテンポ走×2で疲労困憊中の伝説のナイトランナーことエノカツです。
普段は朝ランの昭和37年生まれです。
そろそろ本格的なレースシーズンなので、ポイント練習でカツを入れていますが、どうも気持ちと体(知識も)が連動していないようです。
気合いが入り過ぎてオーバーペース、後半タレタレで2本目は疲労回復せず流して終了となりました。
ジャック・ダニエルズさん(ウィスキーじゃありませんよ)の本(ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版)によると、テンポ走とは閾値ランニングです。
閾値とは乳酸性作業閾値(LT値)のことで、血中の乳酸が蓄積する一歩手前(乳酸を除去をある程度維持できる)の強度のランにニングとされています。
そして、最大酸素摂取量の86~58%(最大心拍数の88~90%)とも書いてあります。
さらに、「快適なきつさ」「比較的早く走ってはいるが、そこそこの時間なら維持できる」とも書いてあります。
う~ん、微妙な表現ですな~。
また、「ハーフマラソンのレースペース」とも書いてあり、5キロ後半でペースダウンしてしまった僕は、明らかにオーバーペースということになります。
次回からは気をつけます!
エリートランナーのフルマラソンでは速筋も動員して走っている
筋肉には大きな力を短時間だけ出すことができる速筋と、小さな力を長時間出し続けることができる遅筋があります。
そして、この2種類の筋肉の割合は人によって違っていて、短距離走の選手は速筋が多くマラソンの選手は遅筋が多いというわけです。
なるほど、長距離を走るランナーは遅筋を使って走っているわけですが、実は走る強度によって速筋も動員されるといいます。
ある研究結果によると、最大酸素摂取量(Vo2max)の50%の強度では、ほぼ遅筋のみが活動しますが、75%になると速筋が動員され始め、100%の強度では遅筋も速筋も全ての筋繊維が動員されるのだそうです。
しかも、フルマラソンで2時間半を切るようなエリートランナーは最大酸素摂取量(Vo2max)の80%の強度で走り続けるといいますから、遅筋だけでなく速筋も動員されるというわけなんですね。
閾値走と速筋の動員に関連あり?
閾値走と速筋の動員を関連付けて描かれた論文を探してみたんですが、見つけることができませんでした。
でも、これまでの話しを整理してみると閾値走と速筋の動員って、関連ありそうな気がしませんが?
というのも、乳酸を発生させる筋肉は主に速筋と言われていますからね。
なので、乳酸性作業閾値(LT値)ギリギリで走り続けることができるエリートランナーは、速筋も動員して走っているという理屈は頷けますよね。
なので、速筋を上手く手なずけることで、早く走れるのではないかという、目論見なんですな~。
速筋を動員して鍛えるにはどうすればいい?
もうここまでくれば簡単ですよね。
前述しましたテンポ走やインターバル走をやればいいんです。
テンポ走は乳酸性作業閾値(LT値)の向上、インターバル走は最大酸素摂取量(Vo2max)が目的なんですが、いずれも速筋を動員したレーニングになりますからね。
詳しい練習方法はジャック・ダニエルズさんの本に書いてありますんで、意識高いランナーの方は是非お読みください!
最後に
あと、書ききれなかったんですが、速筋が多い人、遅筋が多い人によって練習方法が違うんじゃない?
ていうお話し。
僕の知人ランナーに絵に描いたようなサンプルがいるので、気が向いたら書いてみようと思いま~す。
今日のところは以上です!
過去にこんな記事も書いてますんで、よかったら参考にしてください。