はじめに
今回はランニングフォームの安定につながる、体幹トレーニング(コアトレーニング)について書いてみようと思います。
ちなみに僕は、体幹トレーニングは割とやっている方だと思いますし、ランニングやスキーにも役に立っていると思います。
僕が体幹トレーニングを意識しだしたのは、数年前にサッカーの長友佑都選手の体幹トレーニングの本を読んでからです。
この本に出てくるエクササイズは、今も続けているものがたくさんあって、とても役に立っています。
体幹とは?
そもそも、体幹って何でしょうか?という話しですが、簡単に言えば胴体のことです。
もう少し詳しく言うと、胴体を構成している背骨や、前側(腹筋や胸の筋肉など)や、後側(背筋や肩回りの筋肉など)の筋肉を体幹と言っていいでしょう。
最近ではインナーマッスルという言葉をよく耳にしますが、これも胴体の深層部にある筋肉のことで体幹の一部ということになります。
なぜ体幹が重要か
ランニングを例にしますと、主に使っているのは脚部なので、一生懸命脚部を鍛えればいいかというと、そういう訳ではありません。
土台となっている胴体が不安定で弱い状態ですと、脚だけを鍛えても、上手く機能せず速く走ることはできません。
皆さんの中でぎっくり腰になった方なら分かると思いますが、脚が痛いわけではないのに、歩くのもままならない状態になりますよね。
野球のバッターも、バットを持つ腕だけを鍛えても、球は遠くには飛ばないでしょう。
やはり、土台となる胴体がしっかりしていなければ、バットを素早くスイングすることはできません。
つまり、あらゆるスポーツにおいて、体幹を鍛えるということが、競技力の向上に繋がるという考え方が、今では常識となっています。
体幹の鍛え方
前述しましたように、体幹は胴体を構成する筋肉ですから、筋トレを行えば体幹は鍛えられます。
当ブログで何度も書いていますが、ビッグ3と言われる3種目の筋トレ(デッドリフト、スクワット、ベンチプレス)を行うことで、体幹を含む、脚や腕まで一通りは鍛えることができます。
ですが、巷で言われている“体幹トレーニング“は単に胴体の筋肉を鍛えるのとは、少し違うような気がしています。
それは、身体を支える部分をあえて不安定にしてバランス能力も同時に鍛えるようなトレーニングを“体幹トレーニング“とされているのではないかと思います。
例えば、最近ではバランスボールやバランスディスクなどの器具を用いたものが有名かと思いますし、僕もトレーニングに取り入れています。
やってみたい体幹トレーニングを発見!?
最近僕が興味を持っているのが、FLOWINという体幹トレーニングです。
摩擦係数の少ない(滑りやすい)マットを使用することによって、不安定な状態で行うエクササイズで、自重を利用した筋トレの要素も強いと思われます。
このFLOWINのトレーニング動画を見てみましたが、結構筋肉に効きそうなトレーニングのような気がします。
※後で知ったのですが、FLOWINは前述した長友佑都選手が代表を務める会社が扱っているとのことでした。これも何かの縁でしょうか?
体幹トレーニングは長距離ランニングでも常識になった
体幹トレーニングとランニングを強く結びつけたのは、やはりあの青山学院大学の原監督ではないでしょうか?
地味?なトレーニングですが、やはり青学の実績が説得力を持ちますよね。
ちなみに、僕が中学の陸上部に在籍したいた頃の話しです。
練習が終わると、なぜか部員同士で相撲のトーナメントが始まるのです。
もちろん、相撲をやらせていたのは顧問の先生でしたが、みんな辛い練習の後の気分転換というか遊び半分で楽しんでいたと思います。
そして、気が付けば相撲が強い部員は走るのも速かったのです。
今考えてみれば、顧問の先生は相撲によって体幹を鍛えさせていたんです。
当時は体幹なんていう言葉も無い時代でした。
おわりに
タイムを追い求めだすと、走ることばかりに集中してしまいます。
体幹トレーニングや筋トレなどの地味なトレーニングが必要だと感じていても、そこまで手が回らない人がほとんどではないかと思います。
また、直ぐに結果が出るトレーニングでもありませんから、なおさらです。
でも、コツコツと実行している人は、きっちりと成果が出ているものです。
僕の周りのランナーも、皆そうやって結果を出しています。
これは、やるしかない!