先日東京オリンピックのマラソンと競歩のコースが札幌に移転することが決定されました。
今日はこの件について書いてみたいと思います。
IOC(国際オリンピック連盟)の言い分は、過酷な暑さの中で行われたドーハ世界陸上(マラソンや競歩など)での悲劇を東京オリンピックで繰り返したくないのだと、あたかも選手ファーストのようなことを言っているようです。
そんな事を言われても、東京でもドーハでも最初から暑いのは分かっていたはずなので今更感は否めません。
もっと言えば、過去のオリンピックや世界陸上は、ほぼ真夏に開催されているような気がするんですけどね。
なので、選手ファーストと主張するなら最初から涼しい季節にやってよ、と言いたくもなります。
オリンピックや世界陸上の開催時期に関してどのようなプロセスで決まっているのかなんて分かりませんが、恐らくは集客しやすい夏のバカンスの時期とか、他のスポーツイベントと被らないようになんていう理屈で決まっているはずです。
こんなことを考えていたら、夏の甲子園のことを思い出しました。
多分、テレビで橋元さんだったと思いますが、真夏の炎天下の中で野球をやらせるなんて馬鹿げているみたいなことを言っていました。
確かにその通りで、高校球児はそれなりに鍛えられた若者ですから、事なきを得ているように見えますが、普通の大人が同じことをやったらバタバタと倒れて試合にならないと思います。
もっと言うとインターハイもインカレも夏(8月)にやりますが、そんな暑い中で最高のパフォーマンスが発揮できるわけないと思うのは僕だけでしょうか?
先日大成功を収めたラグビーワールドカップは夏のバカンス季でもないのに、世界中の熱烈なラグビーファンがたくさん来日してくれたのではないかと思います。
報道によればサッカーワールドカップを上回ったとか。
オリンピックだって秋に開催しても、十分な集客はできるんじゃないでしょうかね。
最後に、たられば論をあえて言わせていただくと、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)をオリンピックと同じ8月に開催して、さらに海外の有力選手を招待し、プレオリンピックのようなレースにして、夏の東京でマラソンを行っても問題無いということを世界中に示すべきだったのかもしれません。