先日の記事では、人間には利き足と軸足があり、僕の走り方は“利き足の右足で蹴って軸足の左足で着地する”という仮説を立てました。
つまり左足はブレーキング要素が強い着地を行っているということです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
ブレーキング要素が強い着地とは、具体的にどういうことでしょうか?
考えられるのは自分の重心よりも前に着地しているということです。
自分の重心より前に着地するということは、膝が伸びた状態で着地するわけですから、ふくらはぎの腱や筋肉も伸びた状態となるわけで、ふくらはぎに負担がかかるのもうなずけます。
ということは左足の着地を重心の真下で行うようにすればいいわけです。
感覚的なものになりますが、左脚の脛を今までよりも前傾させて(膝を曲げて)で着地するようにしてみました。
実際の運動では違うのかもしれません。
具体的には、今までより数センチ手前で着地する感じでしょうか・・・
実は昨日は今まで通りの走り、今朝は左の脛を前傾させた状態で着地することを心掛けて走ってみました。
違いは一目瞭然でした。
昨日は15キロをサブ4ペースのジョグで、半分の7キロ地点から左ふくらはぎの張りと少しの痛みを感じで終了、5分30秒ペースでした。
今朝は10キロを同じくサブ4ペースのジョグで、左脛を前傾させる着地を意識したところ、左ふくらはぎの張りは全く感じることなく終了し、ペースは5分10秒でした。
左脛を前傾させて着地する感覚というのは、自分にとってストライドが小さくなったような錯覚に陥ります。
なので、ちょこちょこと小股で走っているような気がして、速く走れている感じではありません。
しかし、この走りをすることで、着地してから蹴るまでの時間が短縮されている気がしています。
大げさに言えば着地したと同時に蹴る感じなので、蹴ることに意識を集中できるようになります。
もう一つ気付いた点は、いつも建物のガラスに映る自分の走りをチェックしているのですが、今朝のランニングでは、蹴った後の脚の流れが以前より小さくなっていたような気がしますので、これも良い傾向なのだと思います。
ガーミンのデータを調べてみると、昨日よりも今朝の方がストライドが大きく、ピッチも上がっていました。
昨日より今朝の方がペースが上がっているので、当たり前なんですけどね。
ただ、自分の感覚とは正反対の結果です。
やはり今までは、ストライドを大きくしようとして足を遠くに着地し、これが減速になりピッチも上がらず、さらに左ふくらはぎを痛めるという結果を招いていたんでしょうか?
1回だけのランニングなので、これが正解というわけではありませんが、暫らくはこの走りを試してみようと思います。