皆さん、どうもこんにちは。
倒産しそうな会社を細々と経営しているエノカツです。
先日、フリーランス(ライター歴10年)に転身した友人から興味深い話しを聞くことができたので、その件についてちょっと書いてみます。
フリーランスは忙しい!?
実はその友人とのアポ取りがとても難しいことに、今更ながら嫌気がさしています。
嫌気がさしているというのは大げさですが、彼とプライベートで会いたいと思っても、スケジュール調整がとても難しく、場合によっては1、2カ月待たされることも普通なんですよね
。
フリーランスだからと言って好きな時に好きなだけ自由に遊べる訳ではなさそうです。
フリーランスの自由とは好きな仕事で食っていけること!?
まぁ、フリーランスとは企業には属さない個人事業主ですから、暇こいていて遊んでばかりいては、稼げないことになります。
仕事が忙しいというのは、良い事と捉えなければなりません。
では、フリーランスの何が良いんでしょうか?
彼が何故フリーランスという道を選んだのか、その大きな理由は「自分の好きな仕事で食っていける」という点につきると話してくれました。
「フリーランスになれば、任せられた全ての仕事に責任を負わなければならない。良い仕事をすれば収入は増えるが、期待に添えなければ収入が減ってしまい、時として仕事を失う厳しい世界。しかし自分の好きな仕事であれば、厳しい環境に耐えながら切磋琢磨して成長していける。」
なるほど、素晴らしい!
本当に好きな仕事だけ選べるのか!?
その友人は、雑誌やWebサイトなど様々なメディアに文章を書くのが仕事ですが、どんな文章でも書ける訳ではありません。
ある特定分野やそれに関連する記事を広告代理店や雑誌社などから依頼を受けて書くのだといいます。
しかし、自分が得意とする分野の仕事の依頼は意外に少ないのだそうで、仕事を選ぶような余裕なんて無いのが現実なのだといいます。
超一流のライターになれば、自分の好きな仕事だけで食べていけるのかもしれませんが、そんなライターはほんの一握りだといいます。
やはり理想と現実のギャップはありそうですね。
自分がやりたい仕事をするためには苦手な営業や接待もする
好きな仕事をするためには、待ちの姿勢では駄目。
サラリーマンのように待っていれば上から仕事が降ってくるようなことも無い。
少しでも自分のやりたい仕事をするために、取引先の編集長に企画を提案したり、場合によっては取引の無い雑誌社に営業をかけることもあるといいます。
さらに、仕事を円滑に進めたり、自分の提案を通しやすくするために、担当者を接待することも。
友人はサラリーマン時代から営業やお客さんを接待するといった経験は無く、むしろそのような人間関係は苦手として敬遠していました。
しかし、フリーランスとして活動する以上、自分にとって必要なことは何でもやるし、そんな仕事は苦手などと言っていられないのだといいます。
自分の好きな仕事をするためには、それなりの努力が必要のようですね。
最後に
彼がサラリーマンからフリーランスに転身する時に、彼はこんなことを話していました。
「時間に拘束されながら上から与えられた仕事を淡々のこなすのはもうやめる。これからは好きな仕事や趣味を楽しみながら自由に生きていく。」
はたして、彼が考えていた自由を手に入れることができたのでしょうか。
サラリーマン時代の彼は「忙しい」が口癖でしたが、労働者の権利として休日や有給が与えられ、それなりに時間的な余裕があり、好き勝手に愚痴を言いながらも自由を満喫していたように思えます。
今は1分たりとも無駄な時間を削り、仕事漬けの毎日を送っています。
彼は「今が一番充実している」と言いますが、はたしてそれが彼の理想とする生き方なのでしょうか。
しかし、彼がフリーランスになってからは、仕事に対して常に前向き取り組み、愚痴を言うこともなくなりました。
彼が大きく成長したのは事実のようですし、人の行動や考え方というは環境や時間と共に変わるものです。
なので、今の彼を素直に応援していこうと思います。