就業時間中にタバコを吸えない会社には就職するな!?

シェアする

僕が以前勤めていた会社(以下F社と記します)の同僚から、就業時間中のタバコが吸えなくなった、ということを聞きました。

F社は、社内に設けていた喫煙ルームを全て撤廃し、お昼休みや中休みなど、会社が規定している休憩時間以外は喫煙してはいけないという就業規則をつくったそうです。

このような規則をつくった背景には、喫煙している間は一切仕事をしていない時間であり、さらには非喫煙者との不公平を生むという理由があるらしいです。

僕はこの話しを聞いて「なんて時代遅れなことをしているんだ!」と思いました。

そもそも勤務時間中にタバコを吸ってもいいのか?

僕は法律に詳しいわけではありませんが、労働基準法では労働者が自由に休憩をとる権利を持っていることくらいは知っています。

つまり、喫煙者がタバコを吸いに席を外す程度のことは、法律的に何も問題が無いはずです。

ただし、この労働者の権利は使用者つまり会社の指揮命令により、いつでも労働に復帰できる状況下にあることが条件となります。

もし、社内に喫煙室が無ければ、社外に出て喫煙することになりますから、会社の指揮命令下ではなくなり、職務専念義務違反という法律違反に問われる可能性が高くなります。

喫煙場の撤廃によって、法的な問題も解決というわけですか。

流石大企業

時間拘束が生産性を低下させている!?

つまりF社は“喫煙者がタバコを吸っている時間は仕事をしているとは認めない“そう言っている訳です。

ならば、僕は屁理屈を言いたくなります。

じゃあ、仕事って何ですか?とか、決められた就業時間の間にただ机に座ってさえいれば仕事をしたことになるんでしょうか?とか、従業員を信用していないんでしょうか?とか、それがF社の企業姿勢なんですね?と・・・

会社にとって、本当に重要なことは従業員のアウトプットだという事くらい、誰でも分かっているはずです。

こんな古い考え方がF社だけでなく、日本企業に根強く残っているとすれば、日本企業の1人当たり、もしくは時間当たりの生産性※の低さは、いつまでたっても改善されないのではないかと思います。

※ちなみに日本は先進国であると言われていますが、諸外国(欧米)に比べても決して高い方ではなく20位あたりをうろついています。

休憩や気分転換も仕事の一部!?

そもそも、人間の集中力なんて長い時間続くものではありません。

個人差はありますが、数十分がいいところで、その後は集中力が低下し、仕事の効率が悪くなるだけです。

集中力が落ちれば、集中力を回復させるために休憩をとったり、気分転換を図る必要があります。

なので、仕事を効率的にこなすことができる人ほど、上手く休息や気分転換を行っているんです。

アメリカのあるIT企業では、従業員の生産性向上や良いアイデアを出すために、社内にゲームや運動ができる環境を提供しているというのは有名です。

つまり、休憩や息抜きも仕事の一部というわけです。

最後に

僕はタバコは吸いませんが、別に喫煙者を擁護したりとか、その逆もありません。

また、タバコを吸えば、生産性が上がるとか下がるとか、言っているわけでもありません。

高学歴で頭の良い人がたくさんいる会社なんだから、喫煙者を締め出すような器の小さな事をやる前に、他にやることあるでしょう?と言いたいんですよね、Fさん。

これから就職する学生さん、もしこんな会社に遭遇したら、行かない方がいいですよ!

ちなみに、この件をアメリカ人の友人に話したところ”いかにも日本的”と言っていました。

スポンサーリンク
336×260
336×260

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
336×260
TOPへ