ランニング後にアイシングしても疲労回復を早めることはない!?【2020年7月更新版】

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はじめに

ランニングを日課にしている人ならアイシングをご存知でしょう。

プロ野球のピッチヤーが終了後、肩に何かをグルグル巻いているのをテレビで見たことがありますよね。そうですアレです。

ピッチングで酷使した肩の疲労を早く回復するためとか、障害を防止するために氷水で冷やしていると言われています。

そもそもアイシングとは何なのか?

本来アイシングとはどのような場合に何のために行うのでしょうか?

アイシングとは急性外傷の応急処置です。

患部の冷却によって

  • 痛みの抑制
  • 毛細血管灌流の減少
  • 毛細血管壁の透過性亢進の抑制
  • 白血球集中の抑制

などの効果があります。この効果によって、腫脹、出血や炎症反応を抑制して二次的な損傷を防止するのが目的です。

スポーツにおけるアイシングとは?

スポーツ後に行われるアイシングの目的は、熱を持った筋肉を冷却することによって、疲労の回復を早めたり、炎症を抑制し故障を未然に防ぐなどの効果を狙ったものと言われています。

急性外傷の応急処置とは、熱を持った筋肉を冷やすというよりは、冷却によって血流を悪くして出血や炎症を抑える応急処置が目的です。

アイシングをしても疲労回復が早くなるわけではない?

実は、スポーツで疲労した筋肉を冷やして血流を減少させた場合、疲労物質の排出を遅らせる可能性があり,筋の疲労回復を遅らせるという説もあるのです。

また、スポーツにおけるアイシングは疲労回復の早さやパフォーマンス向上に有意性は見られないという研究報告もあります。

アイシングが逆効果になる場合もある

僕はランニングで疲労が蓄積したり故障したりした場合には、整骨院で施術してもらうことが多々あります。

そしてどの整骨院も炎症を起こしていない限りは、施術前に患部を温めます。

それぞれの先生に話しを聞くと怪我の初期症状として炎症がひどい場合以外は冷やす必要があるが、時間が経過したら冷やさずに温めるべきだというのです。

いつまでも冷やしていると回復を遅らせるともいうのです。

冷やすか温めるかの使い分け

もちろん捻挫や肉離れなど、明らかに怪我をした直後や、怪我から復帰して違和感を感じた時にはアイシングを行うべきです。

また痛くなくても熱を持っている場合は、そのまま放ったままランニングを続けると怪我や故障に繋がる可能性があるので、アイシングするようにしています。

プロ野球選手の場合も、肩への負担が相当大きく炎症を起こしているため、アイシングで怪我や故障を防止するのが目的です。

冷やすか、温めるかは使い分けだと思います。

おわりに

僕は猛暑のランニングの後に上昇した体温を冷やすために水のシャワーを浴びてアイシングを行いますが、それ以外は極力脚を冷やさないようにしています。

夏でも寝る前に温かいお風呂につかって体を温めます。

さらにランニング後はストレッチと筋膜ローラーで筋肉をほぐして血流を良くします。

これは筋肉を温めるのと同等の効果があります。

このような習慣を1年以上続けていますが、故障や怪我委は一度も起こさなくなりました。

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