僕が晩酌を止めるきっかけになった出来事

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僕が晩酌を止めて半年が経過しようとしています。お酒を止めるとたくさんのメリットがあります。
過去にこんな記事を書いていますので是非読んでみてください。

禁酒して3か月ほど経ちました。 最初の1週間くらいは禁煙時の離脱症状ほどではありませんが、晩ご飯の時間になるとアルコールが飲めない寂し...
私はお酒が大好きなので、たくさん走った日でも走らなかった日でも、毎日必ず晩酌をしていました。 ただしレースの1週間前だけは晩酌を我慢してレ...

実は僕が晩酌を止めるきっかけになったことがあります。
今日はそのことについて書きたいと思います。

トレランレースの下見で腰痛を患う

数年前に、トレランレースの下見に1泊2日で、ある高原に走りに行った時のお話しをします・

本番のレースは50キロの距離を走るのですが、下見では1日目と2日目で半分の25キロずつを試走する予定でした。早朝に現地の宿に入り、走る支度をしてスタート地点へ向かいました。

スタート地点から走り出して、しばらくはなだらかな傾斜の林道を気持ちよく走ります。途中、登山口に入るときつい傾斜が現れ本格的な登山道です。
いくつかの小さな頂上を超えると、このコースの最深部である最も高い山の頂上に向けて長い急登が続きます。
僕はこの急登を終えると少し広い頂上で景色を眺めながら一息入れました。ポケットからジェルを取り出し、エネルギーを補給します。ドロッとした甘いジェル状の液体を一気に飲み干し、水を一口含みました。レースでは休む余裕はありませんが、普段山を走る時は頂上で止まって美しい景色に見惚れることがしばしばあります。これもトレランの醍醐味なのです。

暫く山の景色を楽しんだ後、今度は頂上を目指して登ってきた反対側の登山道を一気に下ります。苦しさにあえぐ登りとは違い、下りではスピードとスリルを楽しみます。木の根や岩、倒木を飛び越えて、つづら折りの登山道を右へ左へと急カーブを切るのが快感です。

腰に違和感を覚えたのは、この時でした。
次第に左の臀部からハムストリングにかけて、連動するように痛みだしました。一度走るのを止めて、ストレッチして、息を整えて、再び走り出しますが、腰から左側の臀、ハムストリングに続く痛みは増すばかりでした。それでも山の中ではタクシーも電車も走っていませんから、前に進むしかありません。

止まって地図を確認すると、宿泊先の宿までは数キロの距離でした。僕は走るのを止めて歩いて宿へ戻ることにしました。
宿に着くころには、歩くのもやっとの状態でした。歩く振動でさえ腰に激痛が走るのです。
必死の思いで宿に着き、着替えと入浴を済ませるのも一苦労でした。
僕の腰は完全に死んでしまいました。

偶然見つけた接骨院に藁をもつかむ思いで飛び込んだ

レースを一週間後に控え、腰がこの状態では絶望的です。
このシーズンで最も張り切っていたレースだったので諦めたくありません。何とかレースまでに腰を直す方法が無いのか、何の当てもなく無く頭の中で悔しい思いを巡らせるばかりでした。

僕はこの宿に来る途中で接骨院の看板を見たことを思い出しました。歩けば5分で行ける距離ですが、車に乗って接骨院に向かいました。

その接骨院は普通の民家に小さな看板を出しただけで、車を走らせると見逃してしまうほど目立たない場所にありました。僕は偶然にも宿に向かう途中、この接骨院の看板を目にしたのです、そしてこう思ったのでした「こんな所に接骨院を出して商売になるのだろうか?」と、なので記憶に残っていたのです。

接骨院に入ると、僕以外に患者さんが2人いました。意外にも繁盛しているのです。結局1時間以上待たされたのですが、僕が今までに経験したことの無い施術を受けることになりました。

田舎町の小さな整骨院はゴッドハンドだった

施術内容など、あまり詳しく書くとバレてしまうかもしれないので、これ以上詳しく書くことができません。※ネットなどで宣伝は口止めされているのです。

僕は普段行きつけの整骨院が3か所あり、その時の状況によって使い分けでいます。しかしその整骨院は僕が今まで経験したことないような凄い施術をしてくれました。

施術を終えると不思議と腰の痛みは半分以下に収まり、スムーズに歩けるようになりました。

実は施術中に先生から何度も念を押されたことがあります。今晩は絶対に酒を飲むむなということでした。僕は言いつけを素直に守りました。楽しみにしていた晩酌は止めて、その日は宿で早々と眠りにつくことにしました。

翌日には腰痛が治り走ることができるようになった

翌朝、あれほど痛かった腰の痛みが、ウソのように軽くなっていました。多少の違和感はありましたが、歩くのは全く問題ありません。
もしかしたら、走れるかもしれない。そう思った僕は、軽くジョギングしてみることにしました。

ジョギングなら問題無かったので、昨日走った登山口まで続く林道くらいなら、行けるかもしれない。そう思い、登山口まで軽めに走ってみました。すると、とりあえず問題ありません。次に最深部の山のふもとまでなら行けるかもしれない、ということで行ってみると行けました。ここまで来たら山頂まで上り詰めるしかない、ということで結局昨日と同じコースを走ってしまいました。もちろん腰をかばいながら、のんびりペースでしたが。

帰りに、もう一度あの整骨院に寄って先生の施術を受けることにしました。日曜日だったせいか、2時間も待たされましたが。

酒を飲むと回復が遅れる説得力のある理由とは?

一週間後、僕は無事レースを完走することができました。そして、レースの前日まで禁酒してしまったのです。

そして僕は2回目に施術を受けに行った時に、なぜ酒がダメなのか変な質問をしてしまいました。先生はアルコールが回復を遅らせるから絶対にダメ、としか言いませんでしたが、妙に説得力がありました。その説得力とは、悶絶するほどの腰痛だったのに、翌日には走れるようになったからです。

僕が晩酌を止めた理由の一つは、その先生に言われた言葉がずっと頭に残っていたからなのかもしれません。

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