僕が過去に2年間糖質制限ダイエットを実践した経験から、当ブログには糖質制限に関するエントリーをいくつか書いております。
また、友人の中にも糖質制限ダイエットをやりたいとか、やっている人などの相談を受けたりとか、時々アドバイスすることもあります。
そんな中、ある知り合いからこんな質問を受けました。
「結局エノカツさんは、糖質制限は賛成なんですか?それとも反対なんですか?」
という具合です。
糖質制限に反対か賛成かという質問に対して、簡単に白黒付けることはちょっと難しいかもしれません。
つまり、状況によって反対、どちらでもない、賛成といった具合に答えが変わるからです。
ということで、もっと具体的に反対、どうでもいい、賛成のケースをまとめてみました。
糖質制限とダイエットの関係
この問いに関しては、「やりたい人はやれば?」という感じ。
糖質制限を行うことによって、ごはん、パン、麺類などの糖質分のカロリーを大幅にカットすることができますので、手っ取り早く痩せることは可能です。つまり「細かいカロリー計算をしなくても、痩せることができる」というのが糖質制限の最も大きなメリットだと思います。
ただし、誤解されやすいのは「細かいカロリー計算をしなくても、痩せることができる」という言葉が独り歩きして、「カロリーを気にしなくても痩せることができる」とか「糖質をとらなければ好きなだけ食べても痩せられる」という具合に拡大解釈されてしまい、これが大きな落とし穴になるということなんですね。
糖質以外のたんぱく質や脂質にもちゃんとカロリーがあり、食べ過ぎれば太ります。なので、太るか痩せるかというメカニズムに関しては、最終的にはカロリーに支配されているわけですから、この点を肝に銘じた上で糖質制限すれば痩せることは可能です。
なので、糖質制限とダイエットの関係については、
やりたい人はお好きにどうぞ。ただし、カロリーは気にしてね。
という感じです。
糖質制限とスポーツの関係
これは状況によりけりなんですね。
まず、糖質制限をしながらスポーツすること可能です。僕が糖質制限しながらやったスポーツはマラソン、スキー、登山、トレラン、筋トレなど何でもできます。
糖質制限中は糖質不足を補うために、糖新生という身体の中で必要な糖分を生成する回路が働きだします。なので、日常生活や運動に必要なエネルギー(糖分)を補うことができるんですね。
ところが、僕は糖質制限中にトレランやマラソンのレースで何度も苦い経験をしました。つまり、パフォーマンスを最大限に高めようとした場合、糖新生だけではエネルギーの供給は間に合わずパフォーマンス向上は期待できないんですよね。
健康のために、普通に運動する程度なら問題ないんですが・・・。
ということで、スポーツと糖質制限の関係については、
普通に運動するなら問題無し
ただし、パフォーマンスの向上を目指すなら、糖質制限はお勧めしない
という具合です。
糖質制限と健康
糖質制限を行っている間は、糖質制限を行う前に比べて、特に健康上の変化はありませんでした。
よく、糖質制限の本を読むと、頭が冴えるとか、考え方が前向きになるとか、思考能力?や精神面にも良い効果があるなんて、書かれていますが、そんなことは全く無し。
逆に、眠気に襲われたり、頭がぼーっとすることはありましたけれども、僕自身毎日激しいランニングをしていたこともあるので、糖質不足が原因だったのかもしれません。ただ、大きく健康を害するレベルの話しではありませんでした。
糖質制限はそもそも糖尿病患者への食事療法的な意味合いが強いのですが、僕は糖尿病にもなっていないので、その点は何とも言えません。
また、糖質制限をすれば糖尿病を予防できるなんてことも言われていますが、カロリー制限と適度なスポーツで、僕は十分糖尿病を予防できているんですよね。
ということで、糖質制限と健康に関しては、
どちらでもない。もしくは好きにやったら
という感じでしょうか。
最後に
ということで、ダイエット、スポーツ、健康という3つの観点から糖質制限について僕なりの考えを簡単にまとめてみました。
総評としては、僕自身糖質制限をしなくてもダイエットしたり健康になることは十分可能なので、糖質制限を行うメリットは何も無い。やりたい人はどうぞお好きに!といった感じなんですね。