先日、僕が経営する会社で以前バイトしてくれていた学生さん(Aさん)が遊びに来てくれました。
そのAさんは現在社会人3年目になり、色々と近況をお話ししてくれたのですが、とんでもない上司に当たってしまったみたいで、色々と悩みをお話ししてくれました。
へなちょこ上司は元トップセールスだった
Aさんが勤めている会社は、誰でも聞いたことのあるような有名企業で、Aさん自信も学生の頃から希望していた営業職に配属されたそうです。
半年の新人研修と営業研修を終えて、配属された部署の上司(課長)は体育会系バリバリの熱血上司なんだそうです。
その課長さんは入社して営業に配属され、あっという間にトップセールになり、その功績を認められ、入社後10年で営業課長に昇格し、社内で最も若いマネージャーとのこと。
Aさんは最初、特に悪い印象は無かったらしいのですが、徐々に駄目上司ぶりがあらわになり、最近では会社を辞めたいと考えるようになったという感じだそうです。
Aさん曰く、
- 好き嫌いで部下を差別する
- 仕事の失敗は全て部下のせいにする
- 人の手柄を自分のものにする
- 部下の失敗をいつまでもねちねちと叱る
- 上司に対しては完璧なイエスマン
- 仕事の進め方がとにかく強引
- 常に自分が一番じゃないと気が済まない
と、他にも色々言っておりましたが、こんなところ。
まるでテレビドラマにでも出てきそうな典型的な悪役上司、というか駄目社会人のようですね。
しかし、今でもいるんですね~、こんなのが。
優秀な営業マンほどマネージャーに不向きな傾向にある理由
僕もかつては会社員をやっておりまして、似たような経験をしたことがあります。
当時、ダントツでトップセールスだった僕の同僚が、飛ぶ鳥を落とす勢いで出世してマネージャーになり、僕はその部下となったことがあります。
その経験を思い起こしてみるとトップセールが良いマネージャーになれない理由が幾つか考えられます。
実は、良いマネージャーになれないトップセールスは、本当の意味でトップセールスではなかったのではないかと思いますね。
僕の同僚は、
- 数字を達成させるためには手段は選ばない
- 顧客に対して強引な営業をする
- 顧客ファーストの視点に欠けている
といった感じで、同僚の中では悪い評判でしたから。
こういったタイプの営業マンは、とにかく売り上げ成績だけは突出していたので、強引でわがままな仕事をしても、会社や上司は何も言えないわけです。
なので、このような営業スタイルを認めてしまう、会社の体質が良くないんですね。
逆に、顧客の信頼を得ながら地道にコツコツと成績を積み上げていた5番手くらいの営業の方が、良いマネージャーになったりしています。
最後に
こんな感じで、僕はAさんには自分の経験談をお話しすることしかできませんでした。
前述しましたように、上司が悪いというより会社の体質じゃね?的な話しなので、何の解決策もありません。
まぁ、就職して3年目というのは、誰でも「今の会社に不安を感じる時期」でもあるので、何かと理由を付けては転職したいと考えてしまうんですよね。
とりあえず、Aさんは僕に色々話したことで、スッキリして帰ったみたいなので、良しとしましょう。