スキーが上達するためには正しい動作を体に染み込ませる必要があるということを何度か書きました。
言われてみれば当たり前のことですよね。
しかし、間違った動作で練習した結果、上達しないだけならいいのですが、練習すればするほど下手になってしまう場合があります。
つまり間違った動作を補うために、更に間違った動作で補い、その間違った動作を補うために、また違う間違った動作で補う・・・
そのような悪循環が繰り返されることで、下手の上塗りになってしまうことさえあります。
その結果、なかなか治らない変な癖が完成してしまいます。
この症状は上級者に多いです。
非常に厄介なのは、枝葉が広がった間違った動作をいくら治そうとしても、幹となる間違った動作を治さなければ完治しないということです。
このような例は、プライズテストに挑戦しても、なかなか受からないスキーヤーに該当する場合が多いです。
そういったスキーヤーは、まずは基本動作が正しくできているかどうかを疑ってみてください。