外向と外傾の役割【外向傾の重要性 第3回】

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前回の記事では、外向傾は外向と外傾の二つの姿勢を合わせたことであるということをお伝えしました。

  • 【外向】
    ターン中スキーの進行方向より外側に身体が向いていること
  • 【外傾】
    ターンポジション時に下肢の傾きに対し上体を外側に傾けること

以上はスキー教程に書かれていることですが、これだけではスキー運動とどうかかわりがあるのが分かりませんよね。

僕の解釈では、外向は回旋操作、外傾は角付け操作を行うための動作と理解しています。

かなり端折った言い方になりますが、ターン運動の中の外向傾について、ざっくり説明すると以下のような感じです。

  1. 谷回り:外傾が始まり角付けする
  2. フォールライン:荷重して板が撓みだす
  3. 山周り:大きく撓んだ板によって外向(と外傾)が強まる
  4. 切り替え:撓んだ板が解放されてニュートラルになる

といった感じです。

前述しましたように外傾は角付け操作ですから、角付けを強めたい場合は外傾を強める動作を行います。

もちろん、外傾せずに内倒だけで角付けを行うことも可能ですが、バランスを崩してしまうリスクが大きいです。

外向は主にターン後半に意識しますが、能動的に外向をつくっていくというよりもスキーの撓みによって外向させられる感覚で、捻ると表現する場合もあります。

この捻り(外向)動作は、スキーの走りを出すためということもありますが、切り替えをスムーズに行うということにもつながります。

つづく

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