目次
はじめに
6月からインラインスケートを始めて3か月がたちました。
8月に入ってサマースキーに行くようになったので、ここ2週間ほどインラインはお預けになっていますが滑走日数は10日ほどにはなったと思います。
ということで、今回はこの記事のタイトルにありますようにスキーのオフトレとして有効かどうかについて一旦まとめてみようかと思います。
インラインをやってみてわかったこと
スキーの癖がそのまま出ます
僕が行っているインラインスケートの殆どはアスファルトの斜面をスキーのようにターンするという練習ですが、インラインでもスキーの悪い癖がそのまま出てしまいます。
特に僕の場合左足が外足の時に左膝を中心にスキー操作をしてしまうという欠点があります。
膝支点での操作は膝が内側入ってしまうことが多く、股関節がロックされて動かずに自然な外向傾が取れなくなります。
結果として、内スキーが上手く使えなかったり、X脚になったり、シェーレンになったりと、スキー操作に様々な弊害が出てしまいます。
この悪い癖がインラインスケートでも面白いように出てしまいますので、インラインでも悪い癖を治すトレーニングが必要です。
上手く滑るには内足操作がポイント
スキーの場合でも内スキー操作(荷重)は重要なポイントですが、それ以上にインラインスケートは内足での操作をしっかり意識しないと上手く滑れません。
インラインはスキーのようにずらすことがほとんどできないため、内足の敏感な操作が求められます。
逆に言えば、内スキー操作が苦手な人や外スキー荷重の意識が強すぎるスキーヤーほどインラインは有効なトレーニングになる可能性があります。
前後バランスが狭い
物理的にインラインスケートのウィールが接地する長さは30㎝程度しかありませんから、スキーよりも前後バランスが敏感になります。
スキーのようにターン後半にスキーを走らせる、または意図せず走ってしまったりすれば、インラインでは転倒を招いてしまう可能性が大きくなります。
同じくスキーのトップに荷重しようとして前のめりになってしまうミスをインラインでやってしまうと、これも転倒してしまう可能性が出てしまいます。
インラインでは常に良い位置に乗り続けることが一つのポイントとなりますので、スキーにおいても役立つ点はあるのではないかと思います。
内倒・ローテーションしやすい
インラインではスキーのような外向傾姿勢をつくらなくてもそれなりに滑れてしまいます。
スキーのような回旋操作が無くても、角付けだけである程度思い通りに曲がってくれるからです。
つまりインラインで気持ちよくターンしようとすればするほど、内倒・ローテーションを意識すればいいんです。
僕も最初にインラインを履いた時に、スキーとは逆に内倒とローテーションすればターンしやすいことを習いました。
もちろん、スキーのトレーニングとして考えると、逆の操作を行う必要がありますので、この点を意識して練習するかどうかが重要です。
逆にインラインによって内倒・ローテーションが身についてしまうと、雪上に立った時に苦労することになるのかもしれません。
スキーとインラインは似ている部分もあるが違うもの
既に前述しましようにインラインとスキーにはある程度共通する部分がありますが本質的には違うスポーツです。
その点を認識した上で取り組んでいく必要があるのではないかと思います。
スキーが上手い人はインラインも上手いが、インラインが上手い人はスキーも上手いとは限らない説
これは僕の周りのスキーヤー達の傾向です。
スキーが抜群に上手い人はインラインもあっという間に上手くなります。
スキーが上手いのにインラインはダメという人はほとんどいません。
しかし不思議なことにインラインがそこそこ上手いからと言ってスキーも上手いとは限らない人が意外にも存在します。
何故そのような現象が起こっているのか推測してみますと、前述したようなインラインにはインラインなりの滑り方があり、その点ばかりを伸ばしてしまいスキーに繋がっていないのではないかと思います。
インラインでもスキーを意識した滑り方ができるはずですが、この点があおざなりになってしまっているのではないかと思います。
これはインラインインをスキーのオフトレに取り組んでいるスキーヤーあるあるかもしれません。
おわりに
インラインを始めてたった3か月で、わかったこと言えばこんなもんです。
実のところインラインがスキーのオフトレとして有効かどうかはまだわかりません。
色々な人の意見を聞くと、インラインをすることでスキーが上達するという人もいれば逆効果という人もいます。
ですが、逆効果もしくは効果無しという人は、取り組み方が間違っている可能性もあります。
ある程度上達したスキーヤーがいくら滑走日数だけを稼いでも上手くならないという場合と同じく、意識の持ち方や取り組み方次第だと思うんですよね。
じゃないと僕は最初からインラインなんてやりません。