はじめに
雪の無いシーズンでもスキーができるサマースキーと言われるスポーツをご存じでしょうか？
雪のかわりにプラスノーとかピスラボとか言われているプラスチックのブラシ状になったマットをスキー場のゲレンデに敷き詰めて、スキー板で滑るスポーツです。
※サマースキー専用のスキー板もありますが、冬用のスキー板も使えます。スキーブーツも冬用と同じです。
僕は夏の間、スキーのオフトレとしてサマースキーに取り組んでいるのですが、その効果について考えてみたいと思います。
滑走感覚が違うが基本はスキー
結論から言いますと、サマースキーは雪の上で滑るスキーと基本的に同様であると考えていいと思います。
プラスチックのブラシの上を滑るため、雪よりも滑走抵抗は大きいのですが、エッジを立てても雪のような壁ができることはないので、スキー板が雪面に食い込むような大きなグリップはしませんので、雪とは少し違う滑走感覚です。
しかし、雪面と近い感覚でカービングしたりスキッドさせたりすることは可能です。
また、ある程度斜度があれば、スキーに近いスピードで滑ることもできます。
サマースキーのこつ
前述しましたように、サマースキーはプラスチックのブラシなので、スキーのエッジを立てても雪の壁をつくることができませんから、エッジグリップは強くありません。
こつとしては、外スキーだけでなく内スキーのアウトエッジにも荷重して、2本のスキーをしっかりとたわませてカービングターンをすることが、上手く滑るポイントとなります。
バランスを崩したり、スキー全体をたわませる技量を持っていないと、とたんにスキーがズレて外側に流されてしまうので、怖い思いをすることになります。
オフトレとしてのメリットとデメリット
スキーは日常生活にはない運動と感覚のスポーツです。
なので、夏の間でもスキーの滑走感覚を忘れたくないスキーヤーにとっては、サマースキーはかなり効果的だと思います。
また、サマースキーは、前後左右のバランスを少し崩しただけで、滑りに大きく影響してしまいますので、雪上以上に難しいかも点もあります。
逆に、この難しさを逆手にとれば、スキーを上達したいスキーヤーにとっては、単なるオフトレ以上の効果が期待できると思います。
また、雪上でカービングターンが上手くできないとか、もっと上達したいといったスキーヤーにも効果は大きいはずです。
デメリットとしては、雪上とは違い、硬いプラスチックのブラシですから、転倒した時のダメージは大きいものとなります。
よって、雪上よりも恐怖感が大きく、消極的な滑りになってしいがちな点です。
おわりに
今回はサマースキーのオフトレ効果について考えてみました。
次は、道具や服装、プラスノーとピスラボの違いなど、記事にしたいと思います。
では、今日はこのへんで！
