涼しくになるにしたがって、ランニングに適したコンディションになってきました。今までのペース通りであれば楽に走れますが、スピードを上げて走れるようにもなります。
さて、あなたはどちらのタイプですか?
もしレースに出て記録や順位にこだわりたいなら、当然後者を選ぶことでしょう。涼しくなったこの時期だからこそ負荷をかけることでトレーニングの効果が高まります。
僕は昨日インターバル走を行いました。時間の関係で1キロを4本と少なめでした。反省点は最後まで追い込みきれなかったことです。
追い込むトレーニングとは
僕はレースが近づくと週に1~2回は自分を追い込んで走るようにしています。タイムアップを図るためには、時々自分を徹底的に追い込むトレーニングを行う必要があるます。では、追い込むトレーニングとはどういうことでしょうか?速く走って良いタイムを出すことでしょうか?
実は正解のようで不正解でもあります。
例えば、30キロ走を例にとってみましょう。良いタイムで走ろうと思えば、スタートから全力で入るよりも、余裕のあるペースでスタートして中盤から徐々にペースアップし最後は最高スピードでゴールする方がいいタイムが出るに決まっています。しかし、これでは追い込んだトレーニングにはなりません。
スタートからゴールまで持続できるかできないかのペースで追い込むのが正解です。結果として途中でペースダウンし、タイムアップにならないかもしれません。重要なのは余力を残して終わらないことです。余力を残すということは追い込めていない証拠です。
また、インターバル走であれば、最初に決めた回数を走り切るペースで走ってはいけません。10回だかあといってペース配分を行い10回走りきるのではなく、全力で走り7回で限界というペースで走ってこそ、追い込んだトレーニングと言えるでしょう。
トレーニングとは限界点を上げるための練習です。したがって、限界点以下で走るのではなく、限界点を超える走りをしなければ効果を最大化させることはできません。
レースでは逆に追い込みすぎない方がいい
ではレースでの走りはどうなのでしょうか?レースは順位やタイムなど結果が全てです。したがって、勝つためのペース配分が重要になります。トレーニングのように最後まで持つかどうかのギリギリのペースで走るよりも、最初は余裕をもって中盤以降にペースアップを図った方が良いタイムが期待できるものです。
またレースでは独特の雰囲気や応援、周りの選手などに舞い上がってしまい、序盤からオーバーペースになってしまいがちです。その影響で後半ペースダウンしてしまい結果が出せないことも多いのです。なのでレースでは冷戦なペース運びがとても重要です。
最後に
以上は僕の反省点です。
特にトレーニングでは自分に対する甘さや弱さが出てしまいます。30キロのペース走であれば30キロをペースダウンしないで走り切るためのペース配分で走ってしまいがちですが、そうではありません。
自分の限界を超える未知のペースを挑戦しなければ、いつまでたっても殻を破ることができないんですよね。
いつもこのようなきつい練習をすることは出来ませんが時々やってみるといいですよ。