糖質制限はランニングに向いているのか?

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今の僕のラン仲間の中には糖質制限している人は一人もいないのですが、偶に「糖質制限ってどうなのよ?」と質問されることがあります。

まぁ、僕が過去に糖質制限を実践していたということもあるのかもしれませんが、ランナーの中には糖質制限がランニングにどう影響するのか気になっている人は多いと思います。

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糖質制限でランニングのパフォーマンスは向上しない

最初に結論を書きます。マラソン大会などで成績を少しでも伸ばしたい人、大会に出ないにしてもランニングのパフォーマンスを上げたい人には糖質制限はお勧めしません。

糖質制限では低中強度のランニングであれば、全く問題ありませんがLT値(乳酸性作業閾値)付近の高強度のランニングになると全く使い物にはなりません。

レースであってものんびりマイペースで走りたい人なら糖質制限をしてもいいと思いますが、ある程度の成績やタイムを出したいならLT値付近の高強度でフルマラソンを走り切る必要があります。

また、実際のレースでは人と競り合ったり、坂道を登ったり、エイドで補給をしたりと、スピードの激しい変化が必ず起こります。時としてLT値を超える瞬間も多々出てきます。糖質制限をしていると、このような高い次元でのスピードの変化に対応できなくなってしまいます。

低中強度のランニングに糖質制限は向いているのか?

では、低中強度のランニングなら糖質制限は向いているのでしょうか?これは見方によっては向いています。

僕は低中強度のランニングなら糖質制限でもハンガーノックになりにくいという経験をしましたが、実はこれが、あたかも持久力が向上したかような錯覚に陥ります。

しかし、人間の身体は良く出来ていて、糖質が足りない状態が続いていると、勝手に高強度のランニングができないようリミッターが働いてしまうようです。これ以上頑張ると危険だということなのでしょう。

仮にこのリミッターを超えて走ったとしても、速やかに自爆してしまいます。僕は何度もレースでこのような経験を繰り返えしたのです。

最後に

最近は糖質制限とスポーツの関係について、様々な研究結果や論文が出ていますが、そのほとんどは前述した内容と一致しているようです。

僕個人としてはあえてスポーツをする人に糖質制限をお勧めすることはありません。メリットよりもデメリットの方が多いというのが僕の経験した結果です。

今日のところは以上です。

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