体罰・パワハラ世代が牛耳るスポーツ界に未来はあるのか?

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最近、どうもスポーツ界が騒がしい。

日大アメフト問題に始まり、最近では体操協会、今日は日体大の陸上部監督のパワハラ問題と立て続けに問題が起こっている。

というより、スポーツ界におけるパワハラや体罰問題は昔から当たり前で、ようやく社会問題として取り上げられるようになった、そんな気がする。

僕は今年で56歳になるが、パワハラ問題を起こす指導者達は、僕の世代に近い人達が多いように思う。

僕が血気盛んな中高時代は、教師が生徒に対する体罰やパワハラは当たり前だった。

部活の監督やコーチの言う事は理屈抜きに絶対服従だったし、ビンタ、げんこつ、さらには竹刀やバットで殴られるなんて日常茶飯事のことだった。

僕自信も当時ちょっとした“やんちゃ”をやって、担任教師にビンタを食らった思い出がある。

当時は体罰やパワハラなんていう言葉すらなかった時代で、PTA側も自分の子供が先生から殴られたからといって、問題にすることは無かった。

自分の親などは、親の代わりに叱ってくれるのだから教師に文句を言う筋合いは無いし、殴られた方が悪いのだから教師に対して申し訳ないとさえ言っていたようだ。

そんな時代に育った僕達世代は、理屈では体罰やパワハラは良くないと分かっていても、心のどこかでは肯定しているのかもしれない。

体罰やパワハラは僕達世代のルーツだと言わんばかりに・・・。

もちろん、パワハラで育ったからパワハラするのは仕方ないという理屈は成り立たないし、僕ら世代が全て体罰やパワハラしている訳ではないのだが・・・

とにかく、一刻も早くこの事態を一掃しスポーツ科学やスポーツ医学に基づいた指導を徹底させるしかない。

そして2年後、世界に恥じないオリンピックを開催して欲しいと願っている。

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