なぜか古代人の食事を引きあいに出したがる糖質制限論者達

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どうもこんにちは。

糖質制限を2年でくじけてしまったエノカツです。

先日、友人と会った時に糖質制限の話題になったのですが、「糖質制限論者のお医者様方は何かにつけて古代の話しをしたがるよね」っていう話題になりました。

「狩猟採集時代の主食は肉で糖質制限食だった!?」などという糖質制限論者達

例えば。

「人類がゴリラやチンパンジーから進化したのは、動物を狩って肉を食するようになって脳が大きくなったからだ。ゴリラやチンパンジーは未だに果物などの(炭水化物)を食べているから、進化しないのだ。」

や。

「狩猟採取時代の人類の主食は肉であり、今のように糖質を主食とはしていなかった。」

とか。

「ヒトの歴史700万年のうち、糖質が主食になったのは農耕を始めてからだ。しかし、人類が農耕を始めてわずか1万年しか経っていない。だから現代人は糖質を上手く処理できる遺伝子に進化していないのだ。」

そして。

「狩猟採集民族よりも農耕民族の方が短命だった」

挙句の果てには、

「狩猟採集時代の脳の大きさは現代人よりも大きく、農耕を始めて糖質が主食になってから徐々に小さくなった。」

と言いたい放題です。

まだまだありますが、この辺にしておきます。

科学的根拠あるのかね?

まぁ、散々面白いことを唱えていらっしゃいます。

結局、「糖尿病になる原因は糖質の摂取であり糖質は悪である」という話しを正当化したいがために古代人の食事を引きあいに持ちだしているんじゃないでしょうかね。

そもそも、ちょっとググって調べただけでも、「狩猟採集の時代や地域によって糖質・たんぱく質・脂質の割合はかなり幅がある」なんていう説も結構でてきたりします。

なので、狩猟採集時代は糖質制限食だったとか、肉を食べて脳が進化したとか、現代人は糖質対応できるように進化できていないなんて、かなり言い過ぎな点は否めないのではないかと思います。

僕にはUFO信者が「ピラミッドは宇宙人がつくった」と言っているのとさほど変わらないように聞こえちゃってるんですけどね。

最後に

僕は医者でもなんでもないけれども、日本では糖尿病者数が1,000万人にもなること位は知っていますし、僕の友人・知人の中でも糖尿病を患っている者は2~3人います。

ですが、糖質を主食にしても糖尿病にならない人の方が圧倒的に多いはずで、僕もその中の一人です。

もちろん、日頃からそれなにり節制はしてるので、糖質制限の必要性は感じていませんし、糖質が悪者だとも思っていません。

もし、糖質制限を唱える先生方が、現代人の遺伝子が糖質に対応できないというのであれば、糖質を主食にしても糖尿病にならないその他大勢の人達を、どのように評価するのでしょうか。

そして、古代人の食を論ずるのであれば、農耕を始めて食糧を安定的に得られるようになったからこそ、人口が増え、科学が飛躍的に進歩した今があると言えるのではないでしょうか。

狩猟採集生活をずっと続けていたら、今のような化学の進歩は無かったかもしれません。

どうせなら、狩猟採集時代の人達は獲物を狩ったり、果物や木の実を採集するために、かなり体を動かしてカロリー消費するライフスタイル送っていたんじゃないですかね?

肉ばっかり食べる生活もいいですが、そんな点にも着目して欲しいものです。

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