猫背(上体を前傾ぎみにして腰を前に突き出さない)に改良?中【ランニングフォーム改造作戦 その17】

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はじめに

僕は椎間板ヘルニアのように酷くはないのですが、基本的に腰痛持ちです。

特に冬のスキーシーズン中は慢性的な腰痛が続きます。

腰痛によって全く走れないといことは滅多にありませんが、腰がパンパンに張っていたり、ずしんと重かったりする時は、恐る恐るランニングをしなければなりません。

そんな時は、腰にショックが直接伝わらないように、普段よりも少し前かがみになって走ります。

といいますが、勝手にそうなってしまいます。

その方が、腰に負担がかからないんですよね。

で、僕はふと考えました。

もしかして、この少し前かがみになったポジションが正しいランニングフォームなのかも?と。

エリートランナー達の驚くべきランニングフォーム

年末に出場したハーフマラソンの大会での出来事をお話しします。

その大会は1周約5キロの公園の外周路を4周する周回コースです。

実は、周回コースというのは、前を走るトップランナーに後ろから抜かれるという、通常のレースでは味わえない楽しみもあります。

案の定、僕がスタートして2周目を少し過ぎたあたりでトップ集団に抜かれてしまいました。

トップ集団はアフリカ系の招待選手(有名なプロ選手)や、実業団の選手達で形成されていました。

そして、僕が3周目に入ってしばらくした頃に、速くもトップのランナーがゴールしてしまいました。

もちろん、2周目以降はトップの選手に続くエリートランナー達にバンバン抜かれ放題でした。

そして、彼らに抜かれる度に度肝を抜かれるような凄い走りを見せつけられたことは言うまでもありません。

エリートランナーと僕のような一般市民ランナーでは、走るスピードが違うのは当たり前のことなのですが、ストライドの長さや呼吸の速さ、それからランニングフォームの美しさ、とにかく同じ人間とは思えないほどの圧倒的な違いに感動しまくりです。

その中でも僕が印象に残ったのは、彼らの前傾姿勢です。

極端かもしれませんが、エリートランナーの多くが前方に倒れてしまうんじゃないかと思うほど、上体を前傾させて走っていました。

この前傾姿勢は、僕を含め、僕と同じペースで走っていた周りの選手達と比べると、明らかな違いに思えました。

一瞬でも彼らと一緒に走った(抜かれたとしても)からこそ、感じ取れた情報かもしれません。

そして、僕はこのレースで全身激しい筋肉痛に見舞われました。

レースの後はある程度のダメージが残るものですが、この時は腰痛が1週間以上も続きました。

このレースを境にして、自分のランニングフォームを見直すきっかけになったと言っても過言ではありません。

全身を使えないランニングフォーム!?

正しいランニングフォームで走るために、巷では、猫背はダメ、背筋をのばす、胸を張る、骨盤の前傾、など色々な表現で言われています。

これらは、間違いとまでは言えませんが、人によって受け取り方が違ってしまう可能性があります(アフリカ系のランナーが猫背に見えるのが僕だけでしょうか?)。

僕の場合、猫背になるのを嫌って背筋をピンと伸ばすイメージが強く、結果として股関節を前に突き出してしまい腰が反ってしまういわゆる反り腰と呼ばれる悪いフォームになっているのではないかと感じています。

変な表現になってしまいますが、僕の感覚では背骨に寄りかかって走っている感じです。

椅子の背もたれに寄りかかるようなバランスで走っているという感じかもしれません。

この方が、背筋や腹筋などの筋力を使わないために、走っていて楽なんです。

でも、結果的にこの姿勢というのは、地面からの衝撃を全身で吸収できず、腰に大きな負担がかっているのではないかと自己分析しています。

衝撃を吸収できていないということは、逆に前に進むための推進力も発揮できていないということになります。

ランニングは全身運動と言われますが、恐らく僕は脚部だけを使い、全身で走ってはいないのかもしれません。

理想のランニングフォームとは?

マラソンやハーフマラソンにおける理想的なランニングフォームとは、より小さな力でより大きな推進力を生むことで、これがランニングエコノミーの改善につながると言われています。

では具体的には・・・

これが分かれば、誰も苦労はしませんし、残念ながらこの記事にはズバリな正解は書けません。

ただ、前述したように僕は最近、上体を少し前傾させて股関節(骨盤)を前に突きださないように心がけています(僕の感覚で猫背にしています)。

その方が、少ない力でも推進力が得られるような気がしますし、何よりも腰への負担が少ないです。

逆に、慣れてないせいもあり、前後のバランスをとるのが難しいです。

なので、体幹トレーニングを強化しようと考えています。

いずれにしても、理想のランニングフォームとは、自分自身でトライアンドエラーを繰り返しながら、築いていくものなんでしょうね。

じゃないと、身に付きません。

おわりに

何度も書いていますが、僕は冬の間スキーに没頭するので、これからがランニングのシーズンインとなります。

なので、毎回走最初からやり直しです。

でも、これが幸いしてか、毎年新鮮な気持ちでランニングに取り組めますし、新たなことにチャレンジする良いきっかけにもなっている気がします。

そして、なんだかんだで、年に1回は出ると決めたレースでもPB更新もしくは維持することができています。

通年ランニングを楽しまれているランナーの方の中には、タイムが伸びないとか故障や怪我が多いといった方もいらっしゃると思われます。

そんな時は、昨日まで正しいと思っていたことを、疑ってみるのも必要のかもしれませんよ。

では、今日はこの辺で。

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