糖質制限中にランニングすると視界が狭くなったという話し

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僕が過去に糖質制限ダイエットを2年間も続けていたことは、何度もこのブログでお伝えしました。

糖質制限している間にもランニングは続けていて、その時のエピソードで思い出したことが一つあります。

走っていると度々視界が狭くなり頭がぼーっとして、宙をふわふわと舞っているような、変な感覚に見舞われてしまうことが度々ありました。

そのような状況になるのは決まってペースが上がった時です。

ランニングの強度が増して、乳酸性作業閾値(LT)付近の強度になれば、遅筋だけでなく速筋も動員されます。

速筋を動かすためには筋グリコーゲンを使用するのですが、糖質制限によって筋グリコーゲンが不足した状況では、脳に十分な糖が行き渡らないといった状況になり、視界が狭まるといった状態になったのではないかと思います。

もちろん、筋グリコーゲンや肝臓に蓄えてられている糖が不足したとしても、糖新生によって脂肪や筋肉を分解して糖をつくりだす回路が働くようになるのですが、恐らくランニングの強度が高くなると、十分な量の糖を短時間につくりだすことはできないのではないかと思います。

そのような状況では、人間の体は筋肉を動かすことよりも脳が必要とする糖の利用を優先するわけですから(でないと生きてはいけません)、ランニングのペースは上がらなくなります。

でも、遅いペースで長い距離を走るのなら、糖質制限でも問題は起きないでしょう。

何故なら、速筋の動員は少なくなり、脂肪を燃料とする遅筋を主に動かして走るからです。

実際に僕が糖質制限していた頃は、遅いペースであれば何時間走っても空腹感に襲われることはなく、補給も少なくてすみましたが、その代わりにペースを上げることもできませんでした。

実際、視界が狭くなる症状は、糖質制限をやめてからは全く出ていませんし、ハーフやフルのPBを更新しだしたのも糖質制限をやめた後でした。

なので、僕自身、ハーフやフルマラソンでは糖質制限を行うメリットは全く無いと感じています。

将来ウルトラマラソンに挑戦するとしても、糖質制限はしないと思います。

理由は、糖質制限でも走れなくなないと思いますが、速くなるとも思えないからです。

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