アシックスもついに厚底ランニングシューズMETARIDE(メタライド)を発売!厚底は今後主流になるのか!?

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はじめに

最近、マラソン大会の会場などで、ナイキのズームフライなどの厚底シューズを履いている人を多く見かけるようになりました。

2019年の東京マラソンでは、ナイキ ヴェイパーフライを履く選手達で上位を独占していましたし、箱根駅伝でもヴェイパーフライを履く選手、たくさんいましたよね。

マラソンの世界記録や日本記録も、同じヴェイパーフライで達成されています。

僕も去年の夏頃から、アシックスからナイキにシューズを変更し、ズームフライやペガサスターボを履くようになりました。

トップランナーだけでなく、僕たちのような市民ランナーの間でもナイキの厚底シューズの独壇場です。

そんな中、ついにあのアシックスがMETARIDE(メタライド)という厚底ランニングシューズを発売しました。

アシックス METARIDEとはどんなシューズなのか?

アシックスによれば、METARIDEのコンセプトは“ランナーが少ない力でより長くより、楽しく走ることを可能にした商品”とのこと。

具体的には“クッション性と弾力性を持ったソールとカーブしたソールデザインにより、ふくらはぎの筋肉への負担とエネルギー消費※が抑えられ、効率アップにつながる”のだそうです。※1/5(20%)のエネルギー消費を削減。ちなみにナイキのヴェイパーフライは4%。

つまり、より長く楽しく走るというコンセプトからすれば、速く走るためのレーシングシューズとは位置づけていないようです。

METARIDEの履き心地を想像してみる

残念ながら僕はMETARIDEを履いたことはありません。

なので、METARIDEの履き心地を僕の妄想でレポートしてみたいと思います。

前述しましたように、僕は去年の夏からナイキの厚底シューズを履いています。

実際に走ってみて感じるのは、ショック吸収性と反発性の良さ以外に、重心が勝手に前に運ばれるような感覚です。

重心が勝手に前に運ばれるような感覚というのは、つま先が大きく反り返るようにラウンドしたソールの形状が大きく影響しているように感じています。

このソールの形状というのはナイキのヴェイパーフライやズームフライの大きな特徴なのですが、アシックスMETARIDEでも共通した点です。

上がMETARIDE、下がZOOM FLY

ショック吸収性、高反発、そしてこの独特のソールの形状。

METARIDEもナイキと方向性が似ているのであれば、重心が自然と前に運ばれる特性を持っているのではないでしょうか。

ということは、やはりフォアフットで真価を発揮するシューズだと思われます(アシックスではヒールストライクでも違和感なく履けると言っていますが・・・)。

今後厚底シューズが主流になるのか?

ここで気になるのは、アシックス以外のアディダス、ニューバランス、ミズノなどのメジャーブランドの今後です。

どのブランドも指をくわえて眺めているだけではないはずです。

ナイキと同じ厚底路線を展開するのか、それとも全く違ったコンセプトのシューズを出してくるのか、興味深いところです。

個人的には、厚底も薄底も、両者一長一短があると思っています。

ちなみに、僕は厚底シューズメインに履きつつも、週に何回かは薄いソールのランニングシューズを履くようにしています。

薄いソールのシューズには、クッション性や反発性が弱い半面、優れたトレーニング効果をもたらしてくれます。

レースや重要な練習会ではタイムの出る厚底シューズ、トレーニングでは薄底シューズと使い分けるのもありだと思います。

結局アシックスは厚底シューズを認めた!?

アシックスの今までのラインナップでは、ビギナー向けにソールが厚めのシューズが存在しましたが、フルで3時間を切るようなエリートランナー向けに厚底シューズは存在していません。

“速い人ほどソールが薄いシューズを履いてください“

直接は言いませんが、アシックスはそう提案していますよね。

アディダスやミズノ、ニューバランスも同じです。

しかし、アシックスでは今後METARIDEと同じコンセプトのランニングシューズを展開していくと発表しています。

また、アシックス代表取締役社長は”METARIDEの発売は当社の新しい時代の幕開け”とも言っています。

METARIDE開発の裏側では、ナイキの厚底シューズを徹敵的に研究したに違いありません。

その結果、“厚底シューズはいいんだよ“と認めているわけです。

もしかしたら、アシックスからエリートランナー向けの厚底シューズが発売され、そのシューズを履いたランナー達が活躍する日がやってくるのかもしれません。

最後に

この記事を書いている時点で、METARIDEはアシックスのオンラインストアでは、ほぼ品切れ状態です。

ネット上では、プレミア価格が付いていたりしています。

そのうち増産されて買えるようになるのかもしれませんが、¥ 29,160 (税込)という値段はそう簡単には手が出ません。

もっと値段を安くして、バリエーションも増やしてほしいですね。

いずれにしても、早くナイキの独壇場を崩してほしいものです。

じゃないと面白くないですから。

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