はじめに
僕のスキー仲間の中に、たくさん滑ってレッスンも頻繁に受けていて、上手になりたいという気持ちが強いのに、スキーがなかなか上達しないと嘆いているスキーヤーが何人かいます。
実はそんなスキーヤーには上達しないある共通点があります。
今回はスキー上級者にありがちな、なかなか上達しない人の特徴を書いてみます。
友人・知人のことを引き合いに出し、そして上から目線的な部分もあるかと思いますが、何卒ご容赦いただければ幸いです!
その1:いつもなんとなく滑っている(Tさんの例)
僕のスキー仲間の一人Tさんと一緒に滑ると、リフトでたわいもない世間話で盛り上がり、リフトから降りるとそのまま一目散に斜面を滑り下りていき、そして、またリフトに乗って滑り下りる。
この繰り返しです。
僕にはTさんが、たくさん滑っていれば上達すると思っているように感じます。
ですが、これは練習とは言えません。
もちろんたくさん滑ることは重要はないとまでは言いませんが、何も考えずただ滑っているだけでは、例え100本滑ろうが1,000本滑ろうが、大して上達はしません。
自分の滑りの問題点、課題は何なのか、どのような練習をすれば欠点を克服できるのかをしっかりと把握して、1本1本目的を持って滑る(練習する)ことで上達のスピードは早まります。
もちろん、問題点課題、練習方法が分からなければスクールなどのレッスンを受ける必要があります!
その2:急斜面や不整地は避ける(Mさんの例)
スキー仲間のMさんは、自分から急斜面やコブに入っていくことはまずありません。
誘うと、仕方なく滑りますが、それでも1本か2本滑ると泣きが入って終了です。
誰でも、不得意な斜面や雪質があるのは当たり前ですが、避けて通っていてはいつまでたっても克服はできません。
難易度の高い急斜面やコブは滑れば滑るほど上達します。
もちろん、全く刃が立たない斜面にいきなり挑戦するのは逆効果ですが、少しずつでも難易度の高い斜面を滑ることが上達を助けてくれるはずです。
その3:ワンパターンの滑りしかしない(Yさんの例)
Yさんはいつも中斜面で得意なロングターンばかりで滑っています。
しかも、キレキレのカービングというわけではなく、常にスピードを抑えたロングターンばかりです。
苦手なショートターンは1割くらいしかやっていないのではないでようか?
やはり、自分の得意なターンでいつも滑るのではなく、あえて普段やらないようなターン弧で滑ったりリズムを変えたりスピードを変えたりと、多彩な滑り方をしなければ上達しません。
考えてみれば、これ1の例や2の例と共通している部分があります。
Yさんも、Tさんのようにバリトレをやったりするわけでもなく、Mさんのように急斜面やコブに好んで入るわけではありませんし、3人とも似たり寄ったりなんですよね。
おわりに
ここでご紹介しました3人は全て1級取得者、それぞれプライズや指導者の資格を目指しています。
なので、この記事に書いているイメージほど酷くはなく、ある程度のレベルで滑れる技術を持っています。
おそらく、3人とも、たくさん滑っただけで、何とか1級まで摂れてしまったというパターンです。
しかも、そこそこ滑れることが災いしてしまい、今の自分のスタイルを変えられないことも上達を妨げているんでしょうな?
これからが試練でもあります。
って、僕もあまり人の事は言えないので、もっと精進しないといけません。