はじめに
上手いなと思わせるスキーヤーにはある特徴があります。
それは、“内スキーアウトエッジでしっかりと荷重”ができているという点。
ゲレンデを見渡してみると、案外と内スキーのアウトエッジを上手に使えているスキーヤーは少ないように思います。
ということで、今日は内スキーアウトエッジ荷重について書いてみます。
内スキー荷重のメリット
内スキーアウトエッジを使うことで、何が良くなるのか僕なりの解釈で簡単に説明しますと、
- よく曲がる
- バランスが良くなる
- スピードに強くなる
- 内径角を深くできる
- 深いターン弧を描ける
と、良いことずくめなんですが、内スキー操作をおろそかにしているスキーヤーにとっては、そう簡単に習得できることでもありません。
内スキー荷重のコツ
内スキーのアウトエッジに荷重するコツとしては、
- 両脛を平行にする
- スキーの前後差を少なくする
- ポジションを低くする(低くしないと両脛が平行にならない)
- 内足を身体の真下にねじ込む
みたいな感じです。
もちろん、外スキー荷重という基本中の基本は押さえた上での話し。
内スキー荷重の割合
こんなレッスンをすると、良く出る質問は両スキーの荷重の割合です。
5;5という人もいれば、外7:内3と言う人もいますが、外スキーよりも内スキーの方が荷重の割合が多いという人はまずいないはず。
あくまでも感覚的なものなので、自分に合った割合を見つければよいと思います。
最後に
今の内スキーは次のターンの外スキーになるわけですから、しっかり内スキーアウトエッジに荷重することで、スムーズなターンに繋がります。
既に1級を持っていて伸び悩んでいるスキーヤーやエッジングが軽い(重さが無い)と言われるスキーヤーな、是非意識して練習してみてください。
一皮むけた滑りになりますよ!