数日前に不可解な現象を経験した。
朝方、布団の中のスマホが喋りかけてきた。「もしもし○○ですが・・・」スマホを探り当て画面を見ると友人が眠そうな顔をして喋りかけている。
僕「どうしたんですか?」
相手「エノカツさんがFaceTimeしてきたから出たんだよ・・・」
僕「すみません、間違いでした・・・」
FaceTimeを勝手に発信した原因はSiriだった
寝ている間に僕のスマホが勝手にFaceTimeで発信してしまったらしい。
たまたま相手が親しい友人だったので事なきを得たが、これがお客さんや取引先だったと考えたらゾッとする。
その日の夕方、とある携帯端末を販売する会社に勤める友人と会う機会があったので、雑談がてらこの話をしてみた。すると友人はSiriが原因である可能性が高いという。
ホームボタンが長押しされてSiriが起動し雑音を間違って認識してしまう?
ポケットの中やカバンの中にiPhoneを入れた状態だと、ホームボタンが何らかの原因で長押しされ、Siriが起動し周囲の雑音を間違って認識してFaceTimeや電話をかけてしまうことがあるのだという。
確かにこの現象が起こった時、スマホが僕の体の下敷きになっていたことを思い出した。ホームボタンが長押しされてSiriがFaceTimeで友人に発信してしまった可能性は否定できない。
iPhoneのホームボタンを長押ししてみるとパスコードを入力するロック画面は出ずにSiriが起動される。試しに「○○さんにFaceTime」と話しかけてみると、いとも簡単に通話することができた。
つまり、パスコードの入力や指紋認証をしなくても、Siriから簡単にFaceTimeや電話が発信できてしまうというというわけだ。ちなみにメールも同じように音声入力だけで送信できてしまったが、LINEはパスコードが要求された。
Siriが勝手に起動しないよう設定変更する
実はFaceTimeが勝手に発信されてしまったのは、以前にも一度あったので、何らかの対策を行う必要がある。友人のアドバイスによるとSiriを使わないのであれば設定画面からSiriをOffにしてしまえばいい。もしくはSiriがロック中に使えないように設定変更する方法もあるという。
僕はSiriを使用することを前提に、後者のロック中に使えないようにすることにした。
設定方法は簡単だ。
設定>Siriをタップし「ロック中にアクセス」をオフするだけで設定完了だ。
最後に
ちなみに僕がSiriを使える状態にしている理由は緊急時に連絡を取る場合を考慮してのことだ。
僕は登山を趣味としているので、万が一の時に救助を要請しなければならない場合、ホームボタンを長押しして「110番」と喋りかけるだけで救助を要請できる機能はとても助かるのだ。指で操作するより確実で早い。
登山に行く場合のみSiriの「ロック中にアクセス」をオンに戻すだけでいい。例えオンにするのを忘れても指紋認証設定をしておけばホームボタンの2度押しでSiriを起動できる。
Siriのこのような使い方は登山に限らず日常の緊急時代にも役に立つので是非頭に入れておいて損の無い機能だ。